先日【アスカ】が成田国際空港から出発する際に機内からふと気になったシーン・・・
そう、航空機の出発といえばバックするところから始まり、トーイングトラクターによってトーバーを前輪に接続して押し出す方法が一般的で、
変り種としては、以前【まりも】が投稿していたようにエンジンの逆噴射で行う事もありますが、、、
※パワーバックというこのやり方は日本の空港では禁止されています。
あれ?トーイングトラクター使用していないぞ・・・係員は居るけど、
うん?航空機の下に『何か』いる!!!(写真の中央航空機下に注目!)
と、注目していたら機体がバックしていく!
「えっ!えぇ~~~~~~!」
で、所定の位置までバックし終えたら、
スルスルスル~~っと機体の下に居た『何か』が機体の後方へ、
さらに注目してズームで見たら、なんと「無人!なんだこりゃぁ!?」
実はこれ、「パワープッシュユニット」という装置で、日本ではジェットスタージャパンが初めてそして唯一導入しているSchopf社のものだ。
【アスカ】はこれまでちゃんと見た事がなかったのですが、実は2012年から導入していたようです。
この「パワープッシュユニット」の一番の利点は人員削減、
ご覧のとおり無人操縦なので、作業員数は監視しながらリモートコントロールしている1人(機体前方の係員)だけ!
従来のトーイングトラクターによるプッシュバックでは、最低でもドライバーと監視誘導員の2名、
大手では他に出発作業の責任者も含めて3名なので、まさにコストにシビアなLCCならではなのです。
そして、トーバーを用いて押し出す、やや不安定で熟練のテクニックを要するプッシュバックに比べ、
左側主脚を直接ガッチリとホールドするので安定感が増し、その分スピードをあげることができます。
航空機が前進して出発した後はどうなるのか?
先ほどの係員が乗り込んで通常の車のように運転していきました。(^^♪
海外旅行へ出発する時、早めに空港へ着いたら、ぜひこういった「はたらく乗り物」にも注目してみましょう~
なんだか、未来の空港を見たかのような不思議な気持ちで、南の島国へ旅立つ【アスカ】なのでした。
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投稿: Melina -2017年9月 9日 (土) 09:21
I could not refrain from commenting. Perfectly written!