こちらのブログでは初投稿となります【まりも】です。
FACEBOOKの弊社ページ「TRIP×Spirit」で 【ヒコーキ達人@TRIP×Spirit】に参加させていただいております。
熊本は天草空港を拠点とする「天草エアライン」(AMX)。
今回は【まりも】から、この航空会社の提供する ちょっと変わったヒコーキ旅をご紹介します。
このAMXの「1日親子イルカパラダイス運賃」を利用しました。
保有するたった1機のヒコーキに1日中乗り通すチケットです。
マニア以外には理解できないこと請け合いです。笑
AMXの保有するヒコーキはボンバルディア製DHC8-100型機1機のみ。
このヒコーキが1日のうちに
・天草~福岡3往復
・天草~熊本1往復
・熊本~大阪1往復
の5往復10区間を運航します。
「1日親子イルカパラダイス運賃」はこの全10区間を乗るものと、
最初と最後の天草~福岡間を除いた福岡発着の8区間の2タイプ。
今回は後者の8区間を利用してきました!
搭乗区間は
①福岡→天草
②天草→熊本
③熊本→大阪・伊丹
④大阪・伊丹→熊本
⑤熊本→天草
⑥天草→福岡
⑦福岡→天草
⑧天草→福岡
となります。
前日に福岡入りして美味しいものを食べ、温泉に浸かって準備万端!
当日8時過ぎに福岡空港の天草エアラインカウンターに行き、
まずは「誓約書」へ署名をして、天草行きの搭乗券を受け取ります。
実はこの「パラダイス運賃」、自己都合で途中で取りやめると、
それまで搭乗した全区間の普通運賃を支払わなければなりません。
仮に今回の8区間で、最後の天草空港で断念すると・・・
7区間で90,200円!!!!( ̄□ ̄;)
もしチャレンジする場合、体調を十分に整えてご参加ください。
最初の天草行き102便は9時ちょうどの出発・・・ですが、 折り返し便が到着したのが8時40分頃。
のっけから遅延発生です。
16分遅れの9時16分に出発し、離陸ラッシュの影響もあって、福岡空港を離陸したのは9時28分。
到着予定が9時35分ですので、かなりの遅れです。
北に向かって離陸した飛行機は福岡市上空で右に旋回して南に進路をとり、
鳥栖市、大牟田市の上空を経由して天草空港へ9時55分着。
次の熊本行きは10時発ですので、ここでも玉突き遅延が発生。
ロビーに出てチェックインカウンターで次の4区間分の搭乗券を受け取ります。
ちなみに搭乗券は天草を出発するごとに受け取る方式です。
熊本行き201便は定刻12分遅れの10時12分に天草を出発。
県内便なので飛行時間は僅か16分でしたが、
定刻10時20分から13分遅れて阿蘇くまもと空港に到着しました。
次の大阪行き801便は10時45分発が既に10時55分発に変更されていたので、
逆に少し余裕ができました。
ホテルでの朝食を軽めにしてきたこともあり、割と空腹感がありました。
と、いうことでここで熊本名物馬肉の肉まんを購入。
801便は変更時刻の10時55分に熊本空港を出発。
ここから大分市に出て豊後水道を渡り、高知市の上空を経て紀伊水道上空で左旋回、
南側から大阪・伊丹空港へ進入します。
こちらは高知県足摺岬。
時刻表上の飛行時間でも1時間20分かかるこの路線、
熊本名物の「ぽんかん」や、みかんのドリンクのサービスもあるほか、
唯一機内販売も行っています。
距離と追い風のお陰もあって、伊丹空港には定刻から3分遅れの12時08分に到着。
折り返しの熊本行きは12時40分発ですので、ここで遅延を取り返したことになります。
丁度お昼時。
ゲート近くのカレースタンドで食べるもよし、お弁当を買って熊本行きの機内で食べるもよし。
私は大阪らしく箱寿司とたこ焼きむすびという後者を選択しました。
本当はここいらで一杯飲みたいところですが、以降の搭乗に影響を及ぼしてもいけないので、
ノンアルコールにしておきます(結局飲むみたいです←)
熊本行きは定刻12時40分に伊丹空港を出発。
瀬戸内海の上空を飛行して大分市から熊本へ入るルートでしたが、
生憎雲上飛行で瀬戸大橋もしまなみ街道も見えず。
まあ天気に文句を言っても仕方ありません。
こちらは定刻より5分早い14時20分に阿蘇くまもと空港着。
この後熊本~天草便、天草~福岡便共に定刻より早い出発となりました。
また、天草空港で2名のパイロット含む乗員3名全員が交代しました。
CAさんは最初の天草~福岡便から6区間連続乗務だそうで、
かなりハードなスケジュールのようです。
7区間目の106便、福岡~天草便で17時11分に天草に到着後、
本日の乗務員全員のサイン入りの完乗証明書を一足早く受け取ります。
※福岡空港での地上業務は日本航空が代行しているため。
そして18時42分、最後の107便で福岡に到着し、全8区間が終わりました。
この区間、運良く左の窓側に座れたので、雲仙普賢岳などの機窓を楽しみました。
なお搭乗機ですが、カナダ・ボンバルディア社製のDHC8-100型機。
通称「ダッシュ8」です。
長さに応じて100型から400型までありますが、
この100型は最も短く、定員は僅か39名です。
この1機のみで運航していることは先に触れましたが、
天草名物のドルフィンウォッチングにちなみ、
親イルカ、子イルカのデザインが施された「みぞか号」と呼ばれています。
運賃の名前もここからきています。
※みぞか、とは天草地方の言葉で「かわいい」という意味だそうです。
しかしある場所に隠れる熊本のあのキャラクター。
あるタイミングでほんの5秒ほどしか見れませんが、 いつどこに現れるのでしょう?
その答えは・・・
乗ってみてお確かめください!!
大手航空会社とは規模が全く違いますが、
手作りの機内誌やアットホームな雰囲気など、
ローカル航空会社だからこそできる強みを存分に活かした天草エアライン。
天草への観光の際はもちろん、大阪~熊本の都市間移動など、ぜひ乗ってみてください。