今回は【まりも】からヒコーキの「動き」についてのお話。
滑走路に着陸してターミナルに到着するヒコーキ。
その時ヒコーキは自走してくるので、頭はターミナル側です。
つまり出発する時にはバックをしなければなりませんが、旅客機は自力で後退ができないため、
通常は「トーイングカー」という車で押し出すのですが
世の中にはそれを覆す後退方法があります。
それが「パワーバック」。
マクドネル・ダグラスMD-90型機やボーイング717型機など、
後方にエンジンが装備されている機体では、
着陸時の減速補助として行う逆噴射を行い、自力で後退を行えます。
しかしヒコーキは後方の視界が全くなく非常に危険なため、
地上職員などと無線のやり取りを綿密に行いながらの後退です。
※写真はMD-82型機です。
この方法は、デトロイトやダラス、アトランタなど、アメリカ航空会社の「ハブ空港」で
時間短縮のために行われていますが、最近はこのタイプのヒコーキ自体が少なくなって
きています。見る機会があれば四葉のクローバーのように、幸運が訪れるかもしれません?!
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
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