ブログ 2014.09.15

Prinsjesdag-manga

ヲユキ「テキトーにサバイバル」より。 
  
  
  
秋の風吹く毎年9月の第3火曜日、ハーグは熱い街になります。

この日は国会開会のパレードがあり、国王様が黄金の馬車に乗って王宮から国会議事堂ビネンホフまでガラガラと御移動なさるのです。

王様のお膝元であるハーグには、王様を乗せた黄金の馬車を一目見ようとここぞとばかりオランダ中から人が集まります。

例えば、

 

民族衣装のおばあちゃま達、

お子様1 
 
 ボーイズ達、

お子様2 

ガールズ達。

ちなみに実際黄金の馬車を見ようとするには、世界最高身長のオランダ人の人壁を乗り越えなければなりません。
ざっとこんな感じです。

金の馬車 
 
 お分かりいただけたでしょうか、割と無理ゲー。

パレードは13時開始で小一時間ですが、早い人は朝の10時くらいから陣取ったりしております。
オランダ人はお茶にサンドイッチ持参で、友達や周りの人(見ず知らずの他人でも)と仲良くわいわいおしゃべりしながら待っています。

ちなみに黄金の馬車が出るのはパレードの最後の方で、それまでは延々とオランダの陸海空軍の兵隊さんが正装で行進し、制服好きとか軍事マニアにはたまらないです。
馬さんも沢山出ますので馬好きのオランダ人も大喜び。
先日はこの予行練習で道がブロックされ、駅まで急いでチャリを飛ばしていて「キーッ!」となりましたが、馬さんのつぶらな瞳としなやかに躍動する肉体を見たら心が和みました。不思議ですね。

個人的に好きな見どころとしては、実は黄金の馬車が行った後!
各町の代表と退役軍人のおじいちゃんたちの行進です。

 

ハリー・ポッター?!いいえ、各町の代表さんです。

 
 
メダル下げてる方は市長さんとかなのかしら。

 
 
おじい様素敵ー!!!
 
国会議事堂ビネンホフは、13世紀末に建てられた「騎士の館 Ridderzaal 」という建物で、それを囲むように増築改築が繰り返された内宮が、現オランダの政治の中枢となっています。日本の丸の内のような感じですね。
ハーグはオランダの官公庁や王室ゆかりの建物だけでなく、大使館や国際機関 (「平和宮」こと国際司法裁判所や、去年のノーベル賞を取ったOPCWなどが有名) が集まり、また街の半分が緑地なので、非常に落ち着いた雰囲気の良いところです。

近くまでいらしたら、ぜひ足を延ばしてみてください。

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