日本に住む日本人から何度か聞いた言葉。
「アムステルダムってベルギーだっけ?」
ちょっと!!そこまで認識されてないオランダって何?!
逆ならわかります、1830年まで今のベルギー領はオランダでしたから。逆バージョンで「東京って北京に近いの?」というのはオランダ人に言われました。あなたに地図帳(世界版)贈ってあげたい。
ちなみにオランダの首都アムステルダムとベルギーの首都の間は200㎞。日本で比較すると名古屋から京都くらい?車で行けば3時間ちょい。つくづくオランダは小さな国だと思いました。
さて日本人にとってベルギーと言えば、
ベルギーチョコレート!
ワッフル!
小便小僧!
これだけを見るならオランダから日帰りでも十分行けそうです。
国際列車タリスでアムステルダム中央駅からブリュッセル南駅まで1時間50分。
赤ああああい!!
いつ見ても目が覚めるほどに真っ赤です。闘牛がいたら大興奮して突っ込んでいきそうです。危ないですね。タリスがスペインで走っていなくて良かったよかった。オランダの牛(ホルスタイン)はまだ穏やかですから。
中も勿論、真っ赤っか。(こちらの写真は一等車)
南駅に到着したらプレメトロで町の中心グラン・プラスを目指します。
乗車券は1回券より5回券(5 Voyages)や10回券(10 Voyages)が便利。同行者と分けることもできます。一泊するなら一日券で24時間使えます。英語も使える販売機で購入。
Bourse 証券取引所で下車しますとグラン・プラスはすぐです。
立派な建物を横目に歩くと、カフェやチョコレート屋が沢山軒を並べて観光客を今か今かと待ち受けています。
グラン・プラス到着。
いつ来ても賑やかだなー。
セルクラースの像は、この像に触ると幸せになれると言い伝えられております。皆に触られてピカピカ。
この像のある小道を入ってまっすぐ歩くと小便小僧。
世界3大ガッカリとして有名ですのはかなり小さいからでしょうか。いざガッカリしようと思っていくとそこまでひどくもなく、逆にそのことにガッカリします。私はたまたま衣装を着てる時に会ったので可愛さ4割増しでひとまずガッカリは回避されました。彼の衣装コレクションはグラン・プラスの「王の家」にある市立博物館でご覧あれ。
レストランの並ぶイル・サクレ地区。ここで客引きしてる店はほとんどがぼったくりですので注意。ブリュッセルではガイドブックなどでちゃんとした店を見極めて予約して入ることをお勧めします。(ちゃんとした店は逆に予約でいっぱいで入れないことも多いので)
このレストラン街の中にこっそりと置いてあるのが小便少女ちゃん。変に目線が高いので柵にしがみついて中を見ると明後日の方向に笑顔を向けて小便していて、なんかやるせなくなる。
「小便小僧の女の子版?えー見てみたーい!」というワクワクした顔がこれを見るとしょっぱく萎れてしまう隠れガッカリポイント。せっかくなのでもっと美しい物を見ましょう。
イルサクレ地区とグラン・プラスを繋ぐギャルリー・サン・チュベール。
ギャルリーとは屋根の付いたショッピングアーケードのこと。ここはヨーロッパでも最古の物の1つでおしゃれな店が並び、有名なチョコレート店、雑貨屋、カフェが楽しめます。
国王夫妻の写真を飾ったベルギー王室御用達のお店。
ベルギーはやはりオランダよりオシャレですねー。女性にはたまらないこの通り。
店をぶらぶら見てるだけで買い物はせず、気が付いたら2時間半。ブリュッセル観光が終わってしまいました。O(・∀・*=*・∀・)oあれれ?
どうしよう…もう見るとこない…。
いやいやいやいや、美術館とか行きましょうよ?という方はブリュッセル中央駅に向かいます。ロワイヤル広場には王立美術館、楽器博物館、マグリット美術館などが集まっています。午前中にグラン・プラス周辺を見て、午後にロワイヤル広場に移動し美術館巡りしても良いですね。
でもこの日は月曜日だったのでした! しくじったー。
日曜日だとお店が閉まっちゃうのでずらしていったのです。ブリュッセルに限らずカトリック圏は日曜は安息日、美術館博物館は月曜日が基本定休、なのでベルギーに行くなら火~土曜日がおすすめです。
小僧さん「まあ、またいつでも来いや。」
うーん、そうは言うもののこのまま帰るのは勿体ない。帰りの便は普通列車なので途中下車でアントワープに寄ってみましょう。
とりあえずブリュッセル風ワッフルは食べておかないとね。
次回、アントワープに道草編。続きます!
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