車いすで旅するバリアフリー旅なかまへのブログ

テーマ：今日のバリアフリー

2010.04.11

バリアフリーデスク　オーストラリアへのご旅行の記録

「エアーズロックに車椅子を使用している娘を連れて行きたい」

最初のお問合せはこのようなご相談からでした。

手動式（折畳可）の車椅子をご利用のお嬢様にとって念願だったエアーズロック。その景色を、ヘリコプターもしくはセスナ機の中から見せてやりたいんです、というご要望でした。

手配するに当たり、やはり安全上の問題が浮上しました。入り口から中に乗り込むことはできるのか、揺れる機内の中で、手すりをつかんで体位を保てるのか、等々...。

今回のお客様は、運動が大好きで日ごろからスポーツを楽しんでいらっしゃることもあってか、ご搭乗時及び飛行中の運動機能に関しては問題なかったようです。無事、ヘリコプターにご搭乗いただき、エアーズロックを真下に見下ろすツアーにご参加いただくことができました。「飛行中、娘はすごく楽しそうにしてました」

また、こちらのお客様は、ディナークルーズにもご参加いただきました。ディナーのランクアップをすると、必然的に船内の階段乗降が不可欠になるのですが、お嬢様の両腕の力で支えきれない段差歩行の箇所では、ご同行のお父様がほぼ抱き抱えるようにしてクリアなさったとのことでした。

バリアフリー対応客室にご宿泊いただき、エアーズロック登頂コースのときには、ふもと散策に内容をアレンジしてご参加いただきました。、苦労なさった点はないか伺うと、「エアーズロックは基本的に砂地なので、車椅子の車輪をとられてしまってうまく進めない部分もあり、力任せに押して進む場面もありました」とのこと。ランディーズのような車椅子でない限りは、砂地の走行時はタイヤが重く、腕にご負担がかかってしまいます。「だけど、それ以外のところはスムーズでしたよ、ヘリも、クルーズも、とにかく娘が喜んでくれたのがよかった」楽しそうにご感想を述べられました。

もともと付いている観光プランも、今回のようにアレンジが可能な場合もあります。

このコースで申し込みたいな、というものがございましたら、まずは、お問合せください！そして、旅行に対する思いを、ぜひぜひお聞かせください！お待ちしています！

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