中国には日本の茶道にも似ている茶芸があります。
古くから、お茶を楽しんだ中国ではお茶の飲み方に
創意工夫がなされ、それがやがてある種のルールと
なって、現在の茶芸となったのです。
一言にお茶といっても色々あります。
緑茶に紅茶、ウーロン茶~
あなたはどれがお好みですか。
味も香りも色も違いますから、
食事や気分によって選びたいですね。
伝統演芸などを鑑賞しながら、お茶を楽しむお茶屋さん
浮いてる「神壷」 (@_@)
お茶は、みんな同じ品種の木から取れる
葉っぱであるってご存知ですか?
みんな摘み取るときは全く同じ状態なのです。
では、なぜあんなにも違ったお茶になって
しまうのでしょうか。
それは摘み取った後の製法にあります。
製法により、茶葉本来が持つ発酵酵素の働きを促します。
その発酵処理の違い(濃度)により、
お茶の種類が分かれるのです。
青茶をおいしく飲むためには、
良い紫砂茶壷の選び方について、
今までの研究結果に基づき少しずつ
お話していきたいと思います。
基本的に緑茶を淹れるのには紫砂茶壷は
適しませんし、黒茶については別の選定
基準があるので、ここでは、烏龍茶を中心
とする青茶に限定してお話しします。
台湾茶用の茶器と日本茶用の普通の急須
との違いは、急須の中のお茶の出口にあります。
日本茶は茶葉が細かいために茶漉しを付けますが、
台湾茶は茶葉が大きく、開いてきますので
茶漉しは必要ありません。
ですから、日本茶用の急須で中国茶を入れること
は出来ますが、
中国茶用の「茶壷」では日本茶は入れられません。
台湾茶は発酵の工程で、お茶の葉っぱが丸く、
小さく揉まれているため、ネットの茶漉しの付いて
いる急須では、お茶葉がのびのびと開かれません。
従い、茶湯も味わいもよく出てこないのです。
中国茶、台湾茶、日本茶は、身近にある
使い慣れたポットや急須等を使って、
入れても美味しいと思います。入れ方をすこし
工夫すれば、お茶自身さえが美味しいもので、
どんな茶器でも、お手軽に、十分に楽しめる
と思います。
金属の柱で支えてるすごく本物に近い「天壷」
面白いでしょう! (^^♪
工芸品というのは、用と美のバランスが大切です。
いくら綺麗な形をしていても実用性のないものは
ダメですね。
また、単に機能を満たすだけのものは潤いがなく
魅力の乏しいものとなります。
おいしい中国のお茶は皆様を待っていますから、
観光かお仕事に疲れたとき、ほっと落ち着くのに
最適な場所でしょう~ (=⌒▽⌒=)