民俗風習 2010.04.08

今日の北京


崇文区は、2010年花市社区文化祭と蟠桃宮廟会

を4月14日から16日(旧暦三月初一から初三)、

明城壁遺跡公園にて開催する。伝統の清明小吃

十三絶が登場し、社区民間文芸団による多彩な

ショーも披露される他、民間花市や手工芸品

展覧販売もあり。明城壁の桃を鑑賞しながら、

北京に残る文化祭を楽しもう。

 

蟠桃宮

東便門立体交差橋西南道路の緑地に、鉄柵で

囲まれた三メートルの石碑がある。これが有名

な蟠桃宮跡地。蟠桃宮の正式名称は「護国太平

蟠桃宮」。明代に創建され、清代康熙元年(1662年)

に再建された。元東便門の中、護城河南に位置。

蟠桃宮正殿は王母娘娘を祭っており、当時は多く

の婦女がここに来て王母保佑、早生貴子を祈願し

ていた。明、清から民国年間には、毎年旧暦三月

初一から初三、廟会が開かれており、「蟠桃盛会」

と呼ばれていた。祭りは数百年続き、二十一世紀

六十年代初めまで行われたが、1987年、東便門

立体交差橋建設と同時に蟠桃宮も撤去され途絶え

てしまった。

食べて飲んで遊んで 民俗文化祭

その後、2007年に蟠桃宮廟が復活。現代の北京市民

にも親しまれ、崇文区の大切な文化行事となっている。

東花市は、絹花や料器、葡萄常といった崇文区無形

文化遺産の発祥地でもある。毎年廟会では、こうした

文化を紹介すると共に、手工芸品展覧や実演販売を

行っている。また風味小吃品試区では、清明小吃

十三絶が再現され、麻花や焼餅、ロバ肉、飴火焼、

飴巻、焦圏等等、十三の北京老舗清明小吃が販売

される。獅子舞や蹴鞠といった演目も見ものだ。

HISPEK LIN

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