最近、「快速○○」という言葉を良く耳にします。
飛行機では上海と繋ぐフライトに快速路線があり、
鉄路では天津へ「京津快速鉄路」などがあります。
「快速」とつくと、中国では“高速よりもっと早い”と
いうイメージがあるそうです。そしてついに、バス
路線にも「快速公共交通(BRT;Bus Rapid Transit)」
が出ました。
BRTとは、高速バスが専用車線を走行する
システムで、バスのもつ柔軟性を保持しつつ、
鉄道のように専用経路を走行する乗物です。
建設運営費が鉄道を敷くより10分の1と安く、
工事期間は設計から完成まで3年未満と早い
点も今の北京には相応しいと言えましょう。
北京のBRTには、連結式全長18メートルの
ロングバスが採用されており、空調や車椅子用
設備が備わり、コンピューター制御による停留所
アナウンスシステムが導入されています。
目下、南中軸路の快速1号線、朝陽路の2号線、
安立路の3号線が開通しており、将来は広渠路、
阜石路、林翠路という3本のBRTが開通する予定です。