鉄路客票販売システム5.2版バージョンアップに伴い、11月13日、
北京市各鉄路切符代理販売所と一部駅のソフトも同時バージョン
アップしている。新システムでは、新幹線、高鉄(時速200キロ以上
の高速鉄道)の座席選択機能が登場。但し発券は目下対応していない。
例えば11月15日北京南駅発天津着C2001の列車の切符を買うとしよう。
画面に「一等座」、「二等座」、「指定属性」、「指定席別」というメニューが出る。
係員が「指定属性」から客の希望する座席を選ぶと、スクリーン上に
「個性化販票」という対話窓が表示される。中には席別属性選択が出て、
窓際、通路側、障害者座席、三人座、トイレに近いなど12種類の選択項目が
表示される。
しかし窓際座席を選び発券に進むと、「票己販完(売れきれ)」
と出て、別の通路側座席を選んで進んでも同じ内容が出る。
係員がメニューに戻り「二等座」を選択すると、空席ありとなり販売
可能となる情況。つまり、システムはバージョンアップされているが、
座席選択機能はまだ使用出来ない。いつ実現するかは上層部の通知待。
鉄路客票販売システム5.2版バージョンアップ後の座席選択
という新機能は社会的にも注目されているが、鉄路部門の説明に
よると、この機能を使うには全国鉄路で統一して実施しなくては
ならない。しかし車輌や駅の情況が各地で異なるため、直ぐに統一
して使用に入るのは難しいという。またこの機能は高鉄客運専用線
で試験的に動くのみで、大部分の列車に適応していない。更に空席が
十分ある状態でなければ意味がないので、春節運行など利用者が
急激に増える場合は無効になるという。
PEK LIN 2010-12-02