すっかり夏らしくなりました。
今日は科挙扁額博物館へ。
まず科挙のことをご簡単紹介させて頂きます~
科挙とは、598年随の時代から1905年清の時代まで続いた官僚になるための国家試験のことです。
(古代の試験場)
(古代の試験場)
貴族だけの封建政治で国が腐敗するのを避ける手段だそうだが、科挙を目指すには子供のうちから、詰め込み型の教育を受けさせる財力が必要、それなりのお金持ちがさらに地位を上げるチャンスの場だったようです。
受験生は始めに各地方で3年に一回行われる“郷試”を受け、これに合格すると都へ上がり“会試”を受けます。
試験内容も然る事ながら“替え玉”“カンニング”を厳しく取り締まるため、受験生は独房のような仕切りを二間与えられます。
一間は机、一間は寝る場所(と言っても板が一枚だけ…)ここで三日三晩過ごします。
試験の季節は旧暦2月と8月…
もしカンニングが見つかれば即刻死刑…
官僚になるのは楽じゃないですね。
会試に受かれば“進士”と呼ばれ、さらに皇帝自らによる“殿試”を受け上位3名に“状元”“榜眼”“探花”の称号が与えられます。ゆるぎないエリートコースという事ですね~
pek 栄