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2011.05.30
承德避暑山荘
避暑山荘は承徳離宮という別称があり、熱河行宮とも呼ばれ、
河北承徳市中心区の北部にある。清朝の皇帝が夏季に避暑し、
政務をとるところである。清の康煕四十二年(1703年)に着工し、
乾隆五十七年(1792年)に峻工した。総面積は564万平方メートル、
建築面積は約10万平方メートル、建築物は110余棟、えんえんと起
伏する塀は長さ10キロもあり、中国に現存する最大の古代帝王の
行宮である。
避暑山荘は素朴、淡雅の山村野趣を格調とし、山水の本来の姿
を保ち、長江以南と長城以北の風光を吸収して、大規模の王室庭園
をつくった。宮殿は北部民家の四合院の形式で建てられ、黒い煉瓦と
瓦を使い、石灰で継ぎ目を塗り、彩色の絵を施していない。
避暑山荘は宮殿区と苑景区の二大部分に分かれ、宮殿区は皇帝が
朝政を処理し、祝典を行い、日常起居をとるところで、面積は10万平方
メートル、正宮、松鶴斎、万壑松風、東宮の四組の建築からなっている。
苑景区は湖洲区、平原区、山巒区に分け、湖洲区は長江以南の物産豊
かな土地の特色に富み、北東の隅に清らかな泉つまりかの有名な熱河
泉がある。平原区の西部は一面緑の草地で、蒙古草原の風光を呈し、
東部では古木が高くそびえ、大興安嶺の際なく広々とした森林の景色を