3日目つづき。
さて、リゾートを後にして、ボルネオ最北端の地、ティップ・オブ・ボルネオに向かいました
岬から見る海はとても美しく、右側が東シナ海(スール海)・左側が南シナ海が広がっていました
海からせり出ている岬の岩盤は波に浸食されて、不思議な模様を描いています。
潮が引いているときには、地元の人がよく貝取りをしているそうです
海風が心地よく、気分爽快でした
(でも日陰がまったくないので直射日光が暑かったです。ガイドさんが日傘を貸してくれました。)
その後、ロングハウスがあるババンガゾ村に向かいました。
たくさんの未舗装道路を通ったせいか、途中の道でついに車のタイヤがパンクしてしまいました。
スペアタイヤがあったのでなんとかタイヤ交換をすることができたのですが、若干時間がかかってしまいました
途中の道で結婚式をやっている家があったので、お客様のご了承のもと、ちょっとだけ立ち寄らせてもらいました
ババンガゾ村のロングハウスに到着
ロングハウスは竹とトウヤシの木で骨組されてできた家で、部屋と部屋仕切りは木の皮を使っています
足元は竹なので、家の中を歩きながらにして青竹踏み状態でとても心地がよいですが、歩くたびに床がギシギシ音がします
高床式なので風通りも良く涼しいです。
お部屋は電気こそありますが、マットレスに蚊帳が張ってあるだけの、シンプルなお部屋です
到着した時間が予定より遅れてしまったので、ビーズ作り・伝統楽器体験のおじさん・おばさんが既に帰ってしまい(となり村から徒歩できているので暗くなる前にすぐに帰ってしまうそうです。)、翌日の午前中に行う事になりました。
ロングハウスのスケジュールが夜からになったので、まずは水シャワーを浴び、さっぱり一息しました。
(普段なじみのない水シャワーですが、気持ちがよかったです。
ちなみに石鹸、シャンプーはありませんので各自でご用意になります。
なお、シャワールーム、トイレ(共同)はロングハウスを出たすぐ外にあります。)
お食事はお野菜中心のヘルシーな地元料理でした。
(タケノコの炒め物、ヤングパパイヤの炒め物、サバ州で取れる野菜サバベジと卵の炒め物、山菜の炒め物、バナナの実のココナッツミルク煮、魚の揚げ物、チキンの甘辛炒め、サバティー)
食事が終わった後は、ルングス族の伝統芸能を見学しました。
民族衣装を着た人がルングスの楽器Gongの演奏にあわせて民族舞踊を踊ってくれました。
その後、自分の名前が入ったイナボルの織物の贈呈があり、お客様も一緒に参加して民族舞踊を踊りました。
その後ルングス族オリジナルのバンブーダンスを見学しこれもお客様も一緒に参加することができました。
他にもルングス族特有の鼻笛の演奏やオリジナルのギターの演奏も聞きました
ボンさん曰く、この鼻笛やギターの演奏は今ではできる人がとても少なくなってしまったそうです。自分たちの文化を次の世代に残すことはとても大切なことです、とボンさんがしみじみ言っていたのが印象的でした
演奏や踊りが終わった後は、ルングス族の人たちと知恵の輪をしたりして遊んだりして、のんびりと過ごしました
ゆっくりと時間が過ぎて行き、夜も更け、その日の行程が終わりました