サワディーカァ!

タイの朝の光景。

戒律の厳しい上座仏教を信仰するタイでは、毎日早朝托鉢が行われています。
地域によって異なる様ですが、早朝5:00頃お寺を歩いて出発。
僧は黄色い袈裟を羽織り、托鉢の鉢を抱え、裸足で、雨の日でも傘をさしてお寺の周辺を托鉢に廻ります。

僧が抱えて歩く鉢をタイ語で”バート”と言い、その中に托鉢することを
”タックバート”と言いますが、ご飯をお皿に盛る時は、”タックカオ”と言うので、鉢に盛るという感じでしょうか。。(間違えていたら申し訳ありません。)

托鉢する物は何でも良いと聞きました。お店で托鉢用のセットを買っても良いし、自宅で作ったおかずをお供えしても良いし。多くの人が托鉢するものは、お花、お水、ご飯、おかずとのこと。

danger上座仏教の戒律では、僧は女性に触れてはいけませんし、その逆もいけません。托鉢する際に、女性は僧に触れない様に注意も必要です。

托鉢する際は、托鉢する本人も靴を脱ぎ、裸足で地面に立ち、合掌してから、鉢の中にお供え物を入れます。
そして、僧の前に合掌した状態で屈むと、僧がお経を唱え始めます。
ワタシは、久しぶりの托鉢に、この時お願い事をするのを忘れちゃいましたが、お経を唱えてくれている間、お願ごとをお忘れなく!

その後僧はその場を静かに立ち去ります。

朝から早起きをして、祈りごとをするなんて、それだけで特別なことをした気分となり、変な爽快感があります。信仰心が深い方は、毎日の様に早朝托鉢を行うようですが、私の周囲は、誕生日や特別な日、仏教の日に托鉢をする人が多いです。

タイらしい朝の托鉢の光景は、早朝出発の離島ツアーに行く際などに見かける可能性がありますよ。是非担当ガイドへもお尋ね下さいね。

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    2025.05
    loading...