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2010.02.14
その時、上海市内の地表すべてが爆竹に覆われ、
夜半から振り出した雪は、街中のいたるところから打ち上げられる花火に
一時期、押し戻された。。。かのように見えた。
「音がうるさくて眠れないよ」
旧正月の話題が出るたびに、そう聞かされてきたKは、
13日の大晦日の夜、自腹でホテルを手配し、
中国の旧正月の様子を、
睥睨(ヘイゲイ)
するつもりでいたのだ。
発展を続ける中国の、上海の勢いを感じる。
それが、この都市の魅力であることに変わりはないが、
都市全体が、いや恐らく、中国のほとんどの地域が、
変わるべきでない何かをこうして表現している。
家族が集り、笑顔と笑い声が放つフェロモンみたいなものに
街が包まれる。
緊張と緩和、自由と不自由、オンとオフ、有と無。。。
欲しいものがいつでも手に入るという豊かさが広がって、
変化の境い目が見えにくくなっていく。
そんな「勢い」の先に、この国の人々の「幸せのかたち」は
変わるのか?
バレンタインもクリスマスも、盆も正月も区別がつかなくなっていたKに、
この国は「睥睨」される筋合いはない。
2年目の中国、上海。
さらにさらに踏み込んでみたい。
そんな感じ(K)