サバイディー
突然ですが、問題です。
ラオスには世界遺産が何箇所あるかわかりますか?
答えは2箇所で、
1箇所はラオス北部にある古都ルアンパバーンで、
もう1箇所はラオス南部にあるワットプー遺跡です。
古都ルアンパバーンの魅力をたっぷりとご紹介したいと思います。
その昔、ラオスには北部の山岳地域にランサーン王国という国がありました。
(ランサーン王国とは百万頭の象の国という意味です。)
その国の王都がルアンパバーンであり、
今から450年前にビエンチャンに遷都されるまで首都でした。
現在の首都でもあるビエンチャンはタイとの国境に接する平地にありますが、
ルアンパバーンはビエンチャンより北部の山岳地帯に位置しており、
かなり山深いところにあるため、町からちょっとでも離れると、
途端に山ばかりで、周辺には少数民族の村が点在しています。
それだけ、山深いところに位置してきたためか、
今でもランサーン王国時代の寺院の数々と
フランス植民地時代の建物がみごとに残っています。
高いところから見ると、町全体が世界遺産というのも頷けます。
そのため、観光の醍醐味と言えば、
タイムスリップしたかのような町並みを満喫できる町歩きです。
町歩きだけでも充分過ぎるくらい充分に楽しめます。
欧米人のように1週間くらいのんびり滞在したくなります。
ちなみに、英国旅行雑誌のおすすめの町第1位に選ばれており、
個人的にもイタリアのシエナやドイツのローテンブルクなどに
行ったときくらいの感動を味わえました。
正直言うと、アジアにこんな町があったのかと驚いてしまいます。
特筆すべきは、ずばりホテルです。
世界遺産の町並を保存するという意味合いもあり、
当時のフレンチコロニアルの建物を改築したものが殆どで、
写真を何枚も撮りたくなるほど、雰囲気は抜群に良いです。
また、おしゃれな雑貨屋さんが何軒もあり、
雑貨屋巡りも滞在の大きな楽しみの1つと言えます。
特に少数民族テイスト溢れるエスニックな雑貨が豊富に揃います。
あと、17時になるとメインストリートが歩行者天国となり、
モン族などの少数民族の人々が雑貨などを持ち寄って販売する
最後に、食事ですが、
ホテルと同様にフレンチコロニアルの建物を改築した
レストランやバーも沢山あり、すごく雰囲気が良いです。
もちろん、ここでしか味わえない郷土料理もいくつかあって、
是非、一度は食べたい味ばかりです。
特におすすめはカオソーイという麺です。
きしめん状のヌードルスープに甘辛い肉そぼろか乗っており、
食べる前に混ぜます。
素朴な坦々といった感じで、クセになるおいしさです。
その他、早朝の托鉢をはじめ、
絶壁の洞窟に安置された4000体の仏像や
エメラルド色の滝などなど、見所は沢山ありますので、
次回以降、乞うこ期待ください。