【アスカ】です。突然ですが、そもそも航空機ってどうやって動いているのか?
航空機にも車輪がついていますが車輪で走行しているのではありません。
自動車ならエンジンからの動力が車輪(タイヤ)に直結してますし、電車なら車輪にモーターがついています。
では、航空機は?車輪にブレーキはあるものの車輪自体にエンジンやモーターがありません!
では、どうやって動いているのか?そう、翼や機体についているエンジンの推力で走行します。
つまりこのとき、車輪はその勢いで回っているだけなんですね。
航空機が出発する時、基本的にはバックして向きを変えて滑走路に向かいますが、
空港の送迎デッキや展望デッキからその様子を見ていると、小さな車が大きな航空機を推しているのがわかります。
そう、エンジンの推力で動くので前には進めてもバックすることができないのです!
この小さな車をトーイングトラクター(タグ)といい、航空機の前輪にトーイングバー(トーバー)を
連結してグィッと押していきます。大型機を推すトーイングトラクターは車体もタイヤも大きいものが使用されます。
このタグですが推すだけでなく、航空機を空港内で移動させる際にも活躍し、この場合は逆に引っ張っていきます。
最近ではトーバーを必要とせずに、前輪を丸ごと抱え込むようなスタイルの「トーバーレス」というものも登場!
トーバーを使用するよりも安定するので、移動スピードが向上し効率アップに貢献しています。
さらに最近ではA320などの小型機では、車輪に小型モーターを装備して自走できるようにする実験も進んでいるそうです。
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