機材
2017.07.25
飛行機のナンバープレートは国籍を表すアルファベットが重複しないのが原則ですが、
身近なところでその例外があります。それが中国、台湾、香港、マカオ。
この国・地域は中国に割り当てられた「B」が使用されています。
ただその後の形式が異なり、中国は「B-0000」と数字4桁、
台湾は「B-00000」と数字5桁となっています。
香港とマカオは「B-xxx」とアルファベット3文字ですが、
1文字目は香港が「H・K・L」、マカオが「M」です。
かつてイギリス領だった時代の香港は「VR-Hxx」、
ポルトガル領だった時代のマカオは「CS-Mxx」でした。
これは「VR」がイギリス領に、「CS」はポルトガル本国に
割り当てられた国籍記号だったことに由来します。
中国返還後、そのまま「VR」と「CS」が「B」に変わりました。
マカオは機体数が多くなかったので、返還後も「B-Mxx」だけ。香港の場合は機体数も
増えたため、「B-Hxx」では収まりきらず、近年「B-Kxx」、「B-Lxx」も追加されています。
ちなみにジブラルタルやフォークランド、ケイマン諸島など現在もイギリス領である地域は
香港の返還と同時に「VR」から「VP」に変わりました。
裏事情からヒコーキを見てみるのも面白いのではないでしょうか?
【まりも】でした。
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
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