空港の名前についてのお話。
今回は歴史上の著名人で割と誰でも知っている政治家・活動家をご紹介します。
・ケネディ国際空港
ニューヨークの玄関口となる国際空港。
アイドルワイルド・ゴルフコースの一部を転用したことから
元々アイドルワイルド空港と呼ばれていましたが、
1963年12月、その功績を讃えてアメリカ合衆国第35代大統領
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディの名を冠しました。
人種差別問題への取組みやキューバ危機など功績は多いですが、
遺した功績より暗殺の方が有名な大統領と云われそうです。
よくJ.F.ケネディとかジョン・F.ケネディと言いますが、
現地では単にケネディか、JFKじゃないと通じないようです。
・ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル国際空港
ANAやユナイテッド航空が成田から直行便を就航している
ヒューストン国際空港は41代のジョージ・ブッシュ大統領。
41代ですので、所謂「パパ・ブッシュ」の方です。
元は「インターコンチネンタル」のみでしたが、
1997年に現在の名前となっています。
・インディラ・ガンディ国際空港
インドの首都、デリーの国際空港は2度の首相を務めたガンディ。
独立の父と云われるマハトマ・ガンディとは無関係です。
インド初代首相・ジャワハルラール・ネルーの娘で、
所謂「ネルー・ガンディ王朝」の一角を為しました。
ガンディの名が冠される前は「パラム空港」と言われていました。
・シャルル・ド・ゴール国際空港
パリの玄関口の国際空港は第18代大統領シャルル・ド・ゴール。
第2次世界大戦時にロンドンに亡命政府を樹立して首相も歴任。
大統領時代にはアルジェリア戦争から国を立て直し、
現在のフランスの基礎を築いたと言っても過言ではない人物です。
・スカルノ・ハッタ国際空港
ジャカルタの玄関口となる国際空港は珍しく2人の名前です。
初代大統領スカルノと、その際の副大統領モハマド・ハッタ。
この2人の名前をを併せて付けられてます。
地区の名前から地元ではチェンカレン空港と呼ばれますが、
空港コードの「CGK」もここからきています。
スカルノ大統領の第3夫人は現在でも日本で
タレントとして活躍していますのでご存知の方も多いでしょう。
・高知・竜馬空港
日本からは薩長同盟の立役者、土佐藩の藩士・坂本龍馬。
日本で唯一人名の付いている空港でもあります。
注意したいのは人名は龍馬でも、空港名は竜馬です。
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
↓ Facebookサイトもみてね! ↓