ヨルダンにカラクという場所があります。
アンマンから南へ約140キロ、標高1,000mの場所に位置しています。アンマンからおよそ2時間ほどです。かつては十字軍の国家の一つであり、高台にある十字軍のお城のカラク城が有名です。カラク城からは、ヨルダン渓谷、死海が見えます。
お城の内部には、兵舎、厩あと、教会やダイニングホールのあとなどが残されています。
そんなカラクへ4月中旬に行ってきました。
お天気の良い日和でもあり、季節的にもヨルダンの国全体に緑が見られるベストタイミングでした。
さてこのカラク、悪名高いカラク城の城主ルノー・ド・シャティヨンが有名です。
グラディエイターのリドリースコット監督の映画、キングダムオブヘブンにも出てきます。(カラクでは撮影はされていません)
リドリースコット監督と言えば、マットデイモン主演映画のMARTIANの撮影を今年ヨルダンのワディラムでもしています。
https://blog.his-j.com/amman/2015/03/post-7778.html
城の内部にはカラク考古学博物館もあります。(現在は、展示等の改修のために閉館しています)この博物館は日本のJICAさんも支援している博物館です。モアブ、ローマ、ビザンチン、イスラム時代に至るカラク地域の地方史を、カラク地域やカラク城から出土した考古資料の展示を通じて紹介しています。
また、ヨルダンにはデザートハイウェイとキングスハイウェイがあります。今回、キングスハイウェイを通ってアンマンへ戻ってきました。
デザートハイウェイはその名の通り、アンマンからアカバまで砂漠を一直線に縦断する道路です。キングスハイウェイは旧約聖書にも登場する歴史のある道ですが、のどかな小さな田舎の村を通り過ぎたり、一方でスペクタクルな景色も見れたりするハイウェイとなっています。(意外と地元の人にキングスハイウェイと言っても分かってもらえなかったりします。例えばマダバやネボ山を通過してペトラへ行きたいと言えば、大抵キングスハイウェイを通ってくれます。)中でも、最大、幅が4キロ、深さが400メートルもあるワディムジブと呼ばれる渓谷は圧巻です。
こちらはダムですが、今年は例年以上に雨と雪が降ったために水の量が多かったそうです。
時間やコストに余裕のある旅でしたら、キングスハイウェイを通るルートもおすすめします。
HISからカラクへのオプショナルツアーを販売しております!
http://activities.his-j.com/TourLeaf/AMM0014.htm
それではまた!