11月に入り、寒さと暗さが加速するオランダです。
10月から始まった部分的ロックダウンと、規制の強化は、新規感染者の数が収まりつつあることで効果が見えてきたようです。
しかししばらくはまだまだ続く規制と警戒態勢…
人々のもっぱらの関心は、今週末にやってくるシンタクラースがどの町になるのか??
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シンタクラースとは、トルコで殉教した聖人・聖ニコラスのことで、子供の守護聖人が転じて、オランダでは彼の誕生日12月5日が第一クリスマスとなっています。
↑ 去年のイベントで登場したシンタクラース。
11月半ばにスペインからオランダに蒸気船でやってきて、オランダ中の子供たちに1年間良い子にしてたかを聞いてまわり、良い子は12月5日にプレゼントがもらえます。
つまり子供達には、欲しいプレゼントがもらえるかどうか、1大イベントなのです。
シンタクラースはお供のピートと併せて、子供たちの人気者です
↓ ピートさんたち。めっちゃいっぱいいる。
肌が黒いことに色々言われるので、ピートさんたちは煤で黒いことになってます。
ピート 「君たちいい子にしてたかねーー?」
子供達「ヒーハー!!」
もらえるプレゼントは、ミカンだったり、お人形だったり、PS5だったり、予算にも幅があるようです。
だって第二クリスマスもあるんだもの…。
↑ この時は蒸気船ならぬ、蒸気自動車で現れました。
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毎年、事前に公式で発表される到着地には子供たちが詰めかけ、大変なお祭り騒ぎになります。
しかし今年はコロナウィルスの影響のため、場所は直前まで秘密で、子供たちは生中継で見守ることになりそうです。
シンタクラースがオランダを絶つ日の前夜12月4日は、家族で集まってお祝いするのが習わしです。
今の規制が厳しいのも、シンタクラースの日やクリスマスの日に家族で集まれるよう、少しでも国内の情勢を抑止したいという意向があるのですが、はてどうなるやら。
シンタクラース関連の専門のニュースチャンネル 「シンタクラース・ジャーナル」
https://sinterklaasjournaal.ntr.nl/
by スノーウィー