バリアフリー旅行最新情報
2012.03.31
+++++++++++++++++++++++++++++++++++- 感動Traveler -
日本で唯一の総合バリアフリー旅行専門部署
H.I.S.バリアフリートラベルデスク
TEL.03-5360-4761, FAX.03-5360-4733
E-mail. t-barrirefree@his-world.co.jp
URL. http://www.his-barrierfree.com/
twitter.https://twitter.com/#!/HISbarrierfree
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(添乗員同行のオリジナルバリアフリー旅行)
http://www.his-barrierfree.com/blocks/index/00003
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H.I.S.バリアフリートラベルデスクがご案内する「バリアフリー四国八十八カ所(お遍路)の旅」は、明るく元気に旅の仲間と沢山の想い出を作ります!
四国の大自然と人、懐かしい風景との出会いが、ココロとカラダをゲンキにさせてくれます!
旅なかまバリアフリー四国お遍路
【ご報告】
「H.I.S.バリアフリートラベルデスクが企画・実施した〝バリアフリー旅なかま四国お遍路(徳島県編)〟」が、平成23年度徳島県観光ユニバーサル大賞を受賞いたしました。車いす利用の方や体力に自信がない「お遍路を要望される方々」に対して、ゆったりと様々な点に配慮された「新しいお遍路のカタチ」を提案した事が主な表彰の理由でした。
(2012年3月14日徳島県知事より表彰!)
●募集中のツアー
★募集中のツアーは、H.I.S.バリアフリートラベルデスクにパンフレットをご請求下さい。
●2012年05月17日(木曜日)別格20霊場(前半)4日間(車いす)
●2012年07月30日(月曜日)徳島県編4日間(車いす)
●2012年10月頃・・・愛媛県編4日間(聴覚障害)
●2012年10月頃・・・逆ウチ8日間(前半)
●2013年02月頃・・・逆ウチ8日間(後半)
※今年は、4年に一度のうるう年で、「逆ウチ(逆まわり)」をするとお大師さんに会えると信じられています。節分までに終わるプランを後日発表します。
「体力に自信がない方」や「歩行が困難で歩く速度が大変遅い方」、「トイレが心配な方」などでも、お客様の体力やお身体の具合に合わせて安心してご参加いただける“四国八十八カ所霊場巡拝”を、“心を込めて”企画しています!この企画の魅力は、何といっても「歩き遍路」でしか味わえない「ゆったりとした時間の中での素朴な人々や、雄大な大自然との出会い」は、きっと私たちが長い時間忘れかけていた大切な“何か”を、再び思い起こさせてくれることでしょう。一人ではなく、お遍路仲間と一緒に想いで深い時間を共有したいと思います。トイレや段差等の下見はもちろんのこと、四国の各関係機関のサポート体制のもと、一度は諦めてしまった“お遍路”を、みんなで支え合いながら安全に実現したいと思います。また、介護福祉士の資格を持つ添乗員が、第1番札所から第88番札所までの全行程をバリアフリー(車いす)の視点で下見・調査し、段差(階段)やトイレなどに配慮した感動とヨロコビのお遍路の魅力を体感していただけるように企画しました。天気がいい日は、歩きお遍路も体験していただき、地元の方々のと触れ合いやお接待もお楽しみいただきます。一国参り(全4~5回)を1年半~2年で巡る感動の旅です。
(H.I.S.バリアフリー四国お遍路は、不定期開催です。ご希望の方は、H.I.S.バリアフリートラベルデスクにパンフレットをご請求ください。)
●誰もが、四国お遍路を体験出来るように
お遍路には、「参拝目的」だけでなく、四国の大自然や食文化、地元の人々との出会いなど、最近の安価な旅行商品では忘れかけている「旅本来の魅力」が詰まっています。 バリアフリーお遍路のサイトでは、「体力に自信のない方」や「歩行が困難で歩く速度が大変遅い方」「トイレが心配な方」「膝が悪いので宿泊するお部屋は洋室で、食事はイステーブルを希望される方」等、お客様の体力や身体状況の具合に合わせて、お遍路の魅力を存分に楽しんでいただけるように様々な情報を発信していきたいと考えています。
●バリアフリートラベルデスクのお遍路実績
08年04月22日発/車椅子でお遍路・愛媛県&香川県5日間
08年10月01日発/車椅子でお遍路・香川&高野山7日間
※第1回結願(車いす・杖)
08年12月05日発/手話でお遍路・阿波(徳島県)編4日間
09年05月11日発/車椅子でお遍路・阿波編4日間
09年05月27日発/手話でお遍路・土佐(高知県)編4日間
09年12月01日発/車椅子でお遍路・土佐(高知県)編6日間
09年11月26日発/手話でお遍路・伊予(愛媛県)編4日間
10年05月27日発/手話でお遍路・香川&高野山4日間
※第2回結願(聴覚障害)
10年05月31日発/車椅子で四国お遍路・伊予4日間
10年09月30日発/車椅子で四国お遍路・讃岐編①4日間
11年04月19日発/車椅子で四国お遍路・讃岐編+高野山4日間
※第3回結願(車いす・杖)
11年09月04日発/手話で四国お遍路・阿波編4日間
11年10月02日発/車椅子で四国お遍路・阿波編5日間
12年03月23日発/手話で四国お遍路・土佐編4日間
12年05月17日発/車椅子で四国お遍路・別格20ヶ寺4日間
12年07月30日発/車椅子で四国お遍路・阿波編4日間
★秋からのお遍路は、逆ウチにチャレンジします!
●Q&A
Q1. 車いす利用者でも本当に大丈夫なの?
(1)H.I.S.バリアフリーデスク四国お遍路は、担当者が第1番札所から第88番札所、高野山まで車いす動線や昼食場所、お手洗いなどを下見しています。また、各札所や動線内施設は、日毎に状況が変わるため、お客様をご案内しながらも、随時、状況把握に努めています。(左図)
(2)車いす利用者といっても様々なお客様がいらっしゃる為に、ご予約時に様々なお打合せをして、ご了承いただいた後に、ご予約をしていただいております。もちろんお客様の運動機能や病状により、お受けできないこともございますので、ご了承ください。
(3)もっともご心配をされるお手洗いですが、札所にない場合は、札所間の大型ショッピングセンターや町役場、病院等を有効に活用しております。車いす対応トイレの確保は地域によりご案内できないことがございますが、洋式トイレは必ずご案内をいたします。
(4)急なスロープや段差は添乗員や先達がご案内しますのでご安心下さい。
Q2. 一般のお遍路との違いは?
(1)歩きお遍路の魅力をしっかり体験していただきます! 四国の風を感じていただいたり、地元の人たちからの声援やお接待は歩きお遍路でしか味わうことができません。H.I.S.のバリアフリーお遍路では、1日5kmから8kmを目標に、タクシーから降りて景色の素晴らしい箇所を中心に歩いていただいております。(もちろん、疲れてしまった方等は、途中からタクシーにご乗車いただくことも可能ですので安心です)
(2)トイレへの配慮をしています! お客様が一番心配されているのは“お手洗いのご案内”ですが、 H.I.S.バリアフリーお遍路は「車いす対応トイレ」又は「洋式トイレ」を、1時間から2時間の間隔でご案内しています。もちろんお遍路途中で希望される場合は、並走するタクシーが最寄のコンビニエンスストア又は公共施設等へご案内いたします。
(3)膝の悪い方への配慮をしています!宿泊施設は、原則的に洋室をご案内いたします。(和室をご希望の方は、予めお申し出ください) 朝食・昼食・夕食ともに、イステーブルでのご案内となります。
(4)介護福祉士の資格を持つ添乗員が、第1番札所から第88番札所までの全行程をバリアフリー(車いす)の視点で下見・調査しています。
Q3. お遍路というと「険しい山の上にあるお寺と山門からの石段が沢山あるというイメージがありますが、車いす利用の方でも大丈夫なのか?
大丈夫です。もちろん急で長い階段を利用しないと本堂まで上がることができない札所もございますが、殆どの札所は、車いす利用の方でも本堂や大師堂に行くことができます。また、たとえ急で長い階段があっても、事前に札所に連絡(許可をもらって)をして特別な動線を利用して本堂へ上がることができる場合もあります。(それぞれのお寺の住職に確認しましたところ、“参拝場所はそれぞれ本堂前・大師堂前が基本になります が、何らかの理由で階段を上がることが出来ない方は、境内内の参拝であれが、階段の下であっても同様の ご利益があるので安心してください”とおっしゃられていました。
Q4. お遍路の準備はどうしたらいいの?
お遍路の服装には、決まりはありませんので、ご自由な服装でお越しいただいて結構です。ただ、せっかくのお参りですので、身を引き締めるために「白衣」、修行の身であり自らの戒めとするしるしとして「輪袈裟」、弘法大師の分身としての「金剛杖」、巡拝の証として本堂・大師堂に納める「納め札」、般若心経が載っている「佛前勤行集」、ご朱印をいただく「納経帳」はお持ちになる事をお勧め致します。 H.I.S.のバリアフリー四国お遍路は、歩きお遍路も体験していただきますので、地元の方達に“お遍路”であることを認識してもらうためにも、最低でも白衣は、着用していただくことをおすすめいたします。あと、巡拝に便利なものとして、お線香・ローソク・納め札が収納できる「札入れ巡拝セット」、納経帳・数珠(ご自身のものがあればお持ち下さい)などが、お勧めです。 お遍路用品の購入は、第1番札所霊山寺にてご案内し、必要なものだけご購入していただきますので、ご心配いりません。 持ち物は、保険証・常備薬・筆記用具・雨具(簡易カッパ)・ティッシュ・目覚まし時計(朝早いので)・カメラなどは必需品です。また少し歩かれる方は、履き慣れた運動靴でご参加されることをおすすめいたします。 着替えは、3、4日分をお持ちいただければ結構だと思います。現地で、1、 2回コインランドリーでの洗濯機と乾燥機ご利用の案内をいたします。
Q5. バスじゃないの?
H.I.S.バリアフリートラベルデスクの四国お遍路は、バスではなく、「ジャンボタクシー」を利用しています。①お遍路道は、細い箇所が多い(バスだと大回りする)、②駐車場が小さい札所が多い(バスだと札所から離れた駐車場になることが多い)、③急なトイレでも、機動力良くコンビニなどに駆け込める。等、 お遍路には、ジャンボタクシーがとても適していると考えています。
Q6. 真言宗じゃないんだけど・・・
お遍路の目的は、観光目的の他、ご親族の供養、様々な祈祷、今までの人生の懺悔、自分探し、健康維持、ストレス解消のため等、人それぞれです。私たちは、参加される皆様が、このお遍路を通じて、様々なチェレンジに取り組み、運動機能向上等の可能性を、身体面だけでなく、精神面でも実感していただくことで得た自信を、日常生活の質の向上に繋げていただきたいと考えています。
Q7. 九州に住んでいるのですが
はい、大丈夫です。 現地空港からのご参加のお客様は、ご旅行代金から、一律30,000円割引をいたします。
Q8. ひとり参加なので、ちょっと心配なのですが
大丈夫です。おひとり参加のお客様の不安を解消することを目的に、1日目の夕食時に「団結式」と称して自己紹介の時間を設けています。その際にお客様の「お遍路への思い」も是非お伺いできればと思います。お遍路中は、旅なかまの「輪」を意識しながら、みんなで助け合って1日1日を楽しく過ごしていきます。最終日には、家族のような雰囲気になっています。
●専属担当スタッフ
旅なかまの担当スタッフは、福祉専門の資格を数多く取得し、お客様の様々なご要望にお応えできるように、日々スキルアップをしています。旅なかま予約のご検討をされる際は、いずれかのスタッフにお問合せをいただきますように、宜しくお願い致します。
(1)伴流高志
【資格】介護福祉士/福祉用具プランナー/福祉住環境コーディネーター2級/認知症サポーター研修修了/ハワイスペシャリスト/上級救命講習修了
【遍路経験】現在3巡目で、バリアフリー四国お遍路の下見を担当しました。徳島県では、歩き遍路もしており、お遍路の「旅としての魅力」を体感しています。
【コメント】バリアフリー旅行の企画・手配・添乗業務(車いすのお客様を40カ国以上ご案内)に13年間以上携わり、“行けるところへ行く旅”から、心身に障がいがあっても、いつでも自由にどこへでも行きたいところに行けるための旅行商品・サービスの創造を目指して、国内だけでなく海外の様々な国々をご案内してきました。これからも、今までの経験を、もっともっと質の高い旅行商品やサービスの実現に活かしていきたいと考えています。
(2)薄井貴之
【資格】社会福祉士/ホームヘルパー2級/ダイビングマスター /社会福祉主事/手話検定4級/ハワイスペシャリスト/上級救命講習修了
【遍路経験】現在2巡目で、高知県と愛媛県を主任添乗員としてお客様をご案内しています。バリアフリー四国お遍路のメイン添乗員として活躍中です。
【コメント】バリアフリー・旅なかまでは、「お客様の旅への思い」を大切にして、添乗中でも積極的に、皆様の〝輪〟に入っていきたいと思います。若さとパワーで頑張ります!
●参加されたお客様の声
2011年4月19日出発
四国お遍路・涅槃の道場/讃岐の国(香川県)編&高野山4日間東京都在住 H様
(1)四国お遍路ツアーに参加した目的は何ですか?
父の希望であった「同行二人」をなんとしても叶えるためにツアーに参加させていただきました。無事に結願を迎えることができ感無量です。皆様のおかげです。本当に有り難うございました。
(2)数あるお遍路ツアーの中から、H.I.S.にお申込を頂いた理由は何ですか?
車イスでいけるツアーでインターネットで検索して最初にヒットしたツアーでした。他にこのようなツアーがあるのかは知りません。
(3)ご出発前にご心配だったことをお聞かせ下さい。
父がツアーに耐えられるか、全てのこと(乗り物、食事、参拝、お風呂、その他・・・・。)が心配でした。そもそも1日中、車イスに座っていられるのか、そこから心配でした。全てのことをやり終えることができたこと自体、夢のようです。
(4)お遍路ツアーの魅力とは何ですか?
私自身としては、「お遍路」というものを全く知らずに参加したのですが、一歩ずつ進むにしたがって、心が変わっていくような。不思議な感じでした。巡礼は、「旅の基本」と考えていますが、その中でも四国お遍路は、阿波から讃岐まで1国ずつ本当に違う国を旅するように、それぞれの特色と魅力がある。四国という不思議な国を味わいつくせるという点でもとても楽しいと思います。
(5)お遍路(四国八十八箇所、高野山)を終えて、今までの旅を振り返ってのご感想をお聞かせ下さい。
お遍路の旅を終えて、今、1番札所の霊山寺から様々なお寺の景色、そこであったこと、ツアーの皆様と話したことが、色々と心にわき上がってきます。最初は般若心経を全く読めなかったし、お灯明の手順も知らなかったので、それだけで精一杯でしたが、皆様のお力を借りて、徐々に楽しむことができるようになりました。坂道やかいだんのでの車イスの介助は、ただただびっくりして、「こんなことができる方がいるのか・・・」と、信じられませんでした。思いもかけなかった病気で、左半身の自由と言葉の自由を奪われ、脳機能障害を負った父に、伴流さん、薄井さん、そしてツアーにされていた皆様、そして伊東さんはじめ、鍋島さん、田所さんの福井タクシーの皆様は、希望と喜びを与えてくれました。元気をたくさん頂きました。帰りの飛行機の中で、「友人」としてツアー参加の皆様の名前とスタッフの皆様の名前をずっと書いていた父の姿を見ると、皆様から頂いたパワーの大きさを感じます。言葉にはできない程、大きな感動と皆様への感謝を感じています。そして旅の思い出というものが「人の大きな支えになること」をあらためて実感しました。障害を持っても、旅にいけるんだという希望を与えてくださったことに本当に感謝します。
(6)これから、お遍路ツアーをご検討中・ご参加される皆様へのメッセージがございましたら・・・。
行きたいと思う気持ちで道は開けます。不安を感じることがあれば、HISの方々と良く相談することで多くのことは解消されます。お遍路は心の旅です。行きたいと思ったら行くべきだと思います。
(7)今後、行きたい場所やそこでどんなことをしたいか、何を見学したいか等をお聞かせ下さい。
本当は、両親をスペインに連れて行きたいのですが・・・、ちょっと遠すぎますねェ。サンチャゴ・コンポステーラも良いし、アンダルシアにも連れて行きたい。現実には、海外ならソウル・・・で美食ツアーでしょうか。でもお遍路のようなすごい旅をした後に普通の観光旅行はちょっと思いつきません。まずは、四国お遍路・別格を巡るツアーを楽しみにしています。
(8)その他
おトイレも食事も全てのことが、人一倍に時間がかかり大変ご迷惑をお掛けしました。 お風呂も毎日入れていただいて有り難うございました。1つ1つのことが本当に懐かしく心に刻まれています。
●想い出アルバム
H.I.S.バリアフリートラベルデスクでご案内している「バリアフリー四国お遍路」は、こんな感じで実施されています。