サイパン情報 2011.06.06

☆★☆★バリアフリー・サイパンデスク★☆★☆


◎<2日目・5月30日④>


地獄谷を後にして、さらに北上し、次に向かったのは、

マッピ山頂近くにある『スーサイド・クリフ』


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNクリフ1  H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNクリフ2

その名の通り、追い詰められた日本人が、その崖から

飛び降り自殺をはかった場所。


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNクリフ3  H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNクリフ4

展望台のすぐ横には、当事ガラパンにあった女学校の生徒達の

為の慰霊碑も建てられていたり、観音像と十字架が一緒に

作られていたりと、民族をこえて、戦没者の魂に祈りをささげて

いるようでした。


ここからまっすぐの方角には、日本があるそうで、みんなが、

北上し、あとから紹介する『バンザイクリフ』同様、そこから身を

投げたのは、少しでも日本に近いところでという思いもあったから

ではないかということでした


ここで、ちょっとした、うれしい(?)ハプニングsign02


展望台の手すりがあるところまでKさんが歩いていくと、

先にそこにいた、(おそらく)アメリカ人のご婦人が、Kさんに

気づき、「ようこそ!」と言って、ほっぺたにキスを。

ちょっと疲れ気味だったKさんも、たちまち元気になりましたkissmark



スーサイドクリフを下り、いよいよこの日Kさんが最大に

頑張ったといっても過言ではない『カラベラ・ケイブ』という

洞窟へ向かいました。


ここへは、舗装された道路から、ほぼ未舗装の道へ入っていき、

ガタガタした道を奥へ奥へと入っていくのですが、私もKさんも、

下手すると、椅子から転げ落ちそうになるのを、必至にこらえて

おりました。


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNカラベラ1


この写真の道から、さらに脇へ入った、木々が生い茂った

場所で車をとめ、洞窟までは、10メートルくらいですが、

草と岩でデコボコの悪路を歩かなければなりません。


最初は渋っていたKさんも、覚悟を決めたようで、ロッドさんと

私が支えながら、洞窟へと進んでいきました。


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNカラベラ2

そして、とうとう洞窟へ到着したKさん!

そんなKさんに催促されて、撮った写真がこれですflair


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNカラバラ3

この日一番の満足顔に出会えましたhappy01


ちなみに、右手に持っているのは、ドライバーのロッドさんが、

格納庫を見学しているときに作ってくれた、お手製の杖です。


「カラベラ」とは、チャモロ語で「骸骨」という意味だそうで、

スペイン時代に投獄された人たちの骸骨が山積みだったから、

という説もあるそうです。


この洞窟は、サイパン島がスペインに統治されていた時代、

刑務所として使われ、第2次世界大戦中は、日本軍の

野戦病院として使われていたそうで、軍服や道具なども

みつかったそうです。


Kさんの写真の奥には、大きくて深い穴が開いており、

その下に隠れるようにいたのではないかといわれています。


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNカラベラ4

その穴がどこまで繋がっているかは、未だにわかって

いないそうです。


ここには、古代チャモロ人が書いたといわれている、

壁画もところどころにあり、島のいろんな歴史を感じられる

場所でした。



この洞窟をあとにし、残すところは、サイパン島最北端の岬、

『バンザイクリフ』


先ほどのスーサイドクリフ同様、北へ逃げて、

行き場をなくした日本軍兵士や一般市民たちが、

「天皇陛下、バンザイ」と叫びながら、身を投げたため、

そう呼ばれているそうです。


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNバンザイ

その霊を慰めるため、たくさんの慰霊碑や供養塔が

建てられておりましたが、そこからの眺めは、美しい

水平線に囲まれていて、きっと、遠くにある日本を

思いながら、身を投げたのではないかと思いました。


このすぐ側には、『ラストコマンド』という、海軍の

見張り基地があり、そこには、午前中にまわった、

「アスリート飛行場跡」においてあった戦車とは違い、

集めてきた戦車や機関銃がおいてありました。


また2005年に、戦後60年目にして、日本の皇室と

しては初めて、天皇、皇后両陛下がバンザイクリフを

慰霊訪問し「ラストコマンド」の並びに、サイパン島内

唯一の、日本政府による慰霊碑が建てられました。


ちなみに、サイパン島には、数々の慰霊碑や供養塔が

建てられていますが、そのほとんどは、民間で

有志の方々が建てたものだそうです。


ちなみに、このあたりも、車から降りて散策を

進めましたが、先ほどの“ジャングルウォーク”で

疲れてしまったのか、全て車窓からの見学となりました。



それにより、ツアーの時間が余ったということで、最後に

サイパン島全部を一望できる、『タポチョ山』へむかうこと

になりましたdash


駐車場から山頂の展望台まで、階段で上らなければ

ならなかったのですが、ツアーも最後ということで、

Kさんも頑張って上りましたup


H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNタポチョ1  H.I.S.≫車いすで行く!バリアフリー旅行ハワイ、グァム、サイパン推進隊-SPNタポチョ2


頂上は、本当に眺めがよく、西側のフィリピン海から、

東側の太平洋、この日まわった場所が、本当に

一望できました。


少し先には、テニアン島もくっきりと見え、その近さに

驚きました。



こうしてサイパン中を巡って、戦争の爪あとにふれて回った

1日を終え、お友達を思って流した涙や、洞窟までの道を

一生懸命歩いたり、階段を上って頂上からの景色を楽しんだ

Kさんの顔は、本当に満足そうでした。



ただ、さすがにお疲れになられたのか、その日の夜は、

早めのご就寝をされましたflair



3日目は、Kさんのもう一つの楽しみ、買い物&海水浴を

楽しんだ様子をお伝えさせていただきますので、

こうご期待sign01



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