「前門」の正式名称は「正陽門」で、天安門の真南にあり、
北京市の中軸線に跨っています。
南北に伸びる前門大街は明や清の時代から、一般庶民が集まる
下町で、安売り店や老舗レストラン、演芸場など、
北京一の繁華街でもあります。
すでに600年以上の歴史があるこの街は「天街」や「金街」とも呼ばれ、
有名な北京ダックの老舗「全聚徳」、シュウマイの老舗「都一処」など
はここから発祥しました。
新しく改修された前門大街は北京最大の歩行者天国となり、
一番大きな見所は北京ならではの古い町並みです。
石畳の道、色鮮やかな城楼、鳥かごやでんでん太鼓の形をした街灯、
道沿いの店舗などはすべて1920年代の民国時代の建築様式でした。
街中でよく見かける、中国北部の伝統的な庶民のおやつ。
これが、糖葫芦(タンフールー)と呼ばれてます。
砂糖を溶かした液状の物に串刺しにした果物(サンザシ)や
長芋をからめます。
日本でお正月に出る屋台で売ってる「リンゴ飴」のような感じですね~。
色んな種類がありますが、私のおススメは、イチゴです!!
ぜひ一度お試しください!
中国ではお餅と似たようなものに「年糕」(ニェンガオ)」、
「糯米糕」(ヌオミーガオ)があり、「年年高(ガオ)」「歩歩登高(ガオ)」と、
「ガオ」の音が通じるので、お餅は中国で縁起が良いと聞いています。
明代の北京の人は餃子とともに「年糕」を食べたそうですが、
清の末期には、餃子が新年の最も重要な食品になったそうです。
50年ぶりに復活した北京の「ダンダン電車」(日本の「チンチン電車」
と同じような感じ)は前門大街を走ってかつての雰囲気を演出します。
北京の旧正月を味わって頂くことになります。
黄(キイロイ) 今年とも宜しくお願い申し上げます。