民俗風習 2011.10.20

中国にはたくさんの名産がありますが、翡翠の名産はミャンマーということはご存知でしょうか?
新疆ウイグル自治区の“和田石”(代表的な玉石は白い石)が有名です。清時代に入り、この玉石よりも綺麗な石があるということで、皇帝に献上したことが翡翠の始まりと言われております。世界に一つしかない石を削り、彫刻する技術が広まり、中国の体表的なお土産となりました。


そんな翡翠ですが、現在、中国内で流行となっているものがあります。
その名も『賭石』です。

名前の通り、賭ける石です。翡翠などの成分が含まれているということ意外全く分からない石を削り、透明度が高く、色合いが綺麗など翡翠であれば、その価値は何十倍、何百倍になるとか…

英語にすると“ギャンブルストーン”がぴったりな表現ですね。


現在、当支店のとあるスタッフがこの『賭石』に挑んでいます。
今回はどのような流れで翡翠の誕生までご紹介します!


①まず、『賭石』を購入
この段階では、産地、大きさなどで価格に差があるようです。
翡翠の価値は透明度、色などです。決して大きさだけではありません。


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②石を削ります。

手作業で削るには、少し時間がかかります。


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そんなときは、石削りの専用カッターの登場です。


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石を削るときは周りの方も気をつけてくださいね。火花が飛びます!


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真ん中か下にかけて緑色の翡翠物質がありました!少し分かりにくいですが、実物を見ると“翡翠色”をした箇所がはっきりと確認できます。


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③透明度をチェック

専用のライトを当てて、光の通り具合で透明度を確認します。削りながら確認しなければ、誤って翡翠を削ってしまうことがあります。 もちろん専門家ではないので、実際の数値などは分かりませんが…

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このような過程を経て…




これは、別の翡翠ですが、このように彫刻されます。
いわば芸術ですね。


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翡翠が宝石として扱われているのは、その価値もそうですが、実はこの削る為の時間と労力もかかるからでは?と実感しました。
今は工具、機械技術が進んでおりますが、工具や機械がなかった時代の人たちは本当に偉大です。そして、その技術を発明した人も偉大です。



賭石に挑むスタッフは現在も石を削り、翡翠が出てくるのも心待ちにしております。


スタッフ全員も心待ちにしております、その翡翠が高く売れる日を…

ほしいものをすぐに答えられるようにしなければなりません。


ユアンブー

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