アラスカ 2021.12.01

こんにちは、HISネイチャーワールド・秘境旅行専門デスクです。

今回は、アメリカのアラスカ州にあるビーバー村のご紹介です。

このビーバー村はアラスカ州の中央部の森林地帯のユーコン川の岸沿いに位置しており、
行き方は、まず日本からは、飛行機でアメリカのシアトルで乗り換えてアラスカのフェアバンクスに入ります。
フェアバンクスからセスナに乗り換えて、北極圏の近くのビーバー村まで行きます。

★セスナからのビーバー村と全面凍結のユーコン川wave

 

北極圏の境界線が北緯66度33分。 ビーバー村が北緯66度21分にあるので、
北極圏に大変近く、冬はマイナス50℃にもなる大変厳しい環境の村ですcoldsweats02

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新田次郎さんの『アラスカ物語』という本にもこの村のことが出てきます。
映画化もされているので、ご存じの方も多いと思いますshine

この物語の主人公であるフランク安田さんは、今から100年ほど前、
外国航路の見習い船員としてアラスカにわたりましたが、
ある事件がきっかけで船を降りることになり、アラスカの先住民族のエスキモーの中で、
狩猟を学びながら生活を始めました。
狩猟生活にも溶け込み、エスキモー女性と結婚します。

しかしこの狩猟生活も白人による大型船での鯨の乱獲などで年々厳しくなり、
飢餓と疫病が重なり、エスキモー村が崩壊の危機に瀕します・・・

その時、フランク安田さんが新たな新天地をアラスカの内陸部に求めます。
険しいアラスカ山脈をさまよい、なんと金の鉱脈を探し当てます。
その資金をもとにユーコン川沿いにビーバー村を作り、エスキモー達と共に移住します。
このアラスカのモーゼと呼ばれみんなから敬愛された、フランク安田の生涯を描いた作品です。

村には60名前後の人が住んでおり、学校、教会、郵便局、村役場などの施設はありますが、
スーパーや売店は無く、狩猟生活が中心となり、ユーコン川を遡上してくるキング・サーモン等の魚を釣ったり、fish
ムースなどの大型の動物を撃って食料にしているようですaries


冬にはオオカミやビーバーなどを罠猟でしとめて毛皮などを売って収入にしているということですsnow
また最近では観光客が泊まれるログハウスができており、観光客も迎え入れているようです。

村にはフランク安田さんがいた当時の100年以上前のログハウスも残っており当時の面影も残っています。

訪問したのは冬だったので、村を流れるユーコン川がなんと氷結しており、
川の上を歩ける状態でした。
流れがある川の水が凍ってしまうのですから相当寒くなるのだとびっくりしました。

このような厳しい環境で生活している方がいることに大変驚き、また日本人が作った村ということも驚きますsign03
是非、興味がある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
村ができた成り立ちを読んでから訪れると感動もひとしおですshine

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アラスカでとっている感染予防対策のご案内です


アラスカ州としてのガイドラインは6フィートのソーシャルディスタンス。
アンカレッジ市のガイドラインは上記に加え、パブリックスペースでのマスクの着用
各観光施設では、事前予約等での入場制限、営業時間の短縮、従業員のマスク着用、
消毒薬の設置、消毒の徹底などを実施しています。
レストランでは上記に加え各テーブルの間隔をあける等の対策をとっていますwine

まだまだコロナが続いていますが、

安心して観光ができるようになったら、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

Arasuka

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