こんにちは。HISネイチャーワールド・秘境旅行専門デスクです。
ネパールといえばヒマラヤがクローズアップされがちで国土の大半は山の中、
という印象がありますが、実はネパールの南半分はインドから続く平原地帯です。
平原部はインドを流れる大河、ガンジス川により形成された沖積平野ですが、
ネパールではタライ平原という名前がついています。
ネパールの平野部は国土全体の約17%ということなので、ネパール=山国という印象は決して間違いではないのですが(海にも面していませんし)、
平原部の最も低い所の標高は海抜70メートル。
最も高い所はご存じ世界最高峰のエベレストの8,848メートルなので、標高差約8,778メートル!
北海道の2倍弱の面積の小国ですが、縦に長いため熱帯雨林から永久凍土まで地球上のありとあらゆる気候を持つという驚くべき特徴を持っていると言えます。
今回は、そんな平原部の見どころを1つ紹介させていただきます。
●チトワン国立公園
タライ平原には数多くの動物保護区があり、チトワン国立公園はそのひとつです。
ネパールの平原部はかつては大半がジャングル地帯だったものが耕地が少ない国の施策として、ジャングルの大半は耕地に転換されてしまいましたが、チトワンの地帯は王族の狩猟地だったため
開発を逃れ広大な手つかずのジャングルが残り、今でも野生動物の宝庫になっております。
1984年に世界遺産にも指定されました。
象やサイの他、ベンガルトラも生息しているといわれており、運がよければ遭遇出来るかもしれません。
●ルンビニ
タライ平原南部、インドとの国境付近にある小さな村ですが、
ここは仏教の開祖・釈迦の生まれたとされる地。
仏教の8大聖地とされており、8つのうち唯一ネパールにある聖地です(その他7つはインドにあります)。
多くの仏教徒が巡礼、参拝に訪れます。
お釈迦様は私たち日本人にも馴染みのある存在なので一度は訪れてみたい所です。
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こんにちは、HISネイチャーワールド・秘境旅行専門デスクです。
今回はネパールでのメインイベントの1つ!ヒマラヤ観賞についてご紹介いたします。
ネパールの首都はカトマンズ。
コロナ禍に入ってから約2年間、航空便運航が不安定な状況が続いておりましたが
直行便のネパール航空の就航が週2便で再開したりと、徐々にコロナ前に近い状況に戻ってきました。
ただ、直行便の就航日数が少ないことから、カトマンズへのアクセスは
香港、バンコク、ソウル(仁川)等での乗継の方がまだまだ一般的です。
当日の運航ルートや天候にもよりますが、カトマンズへ到着するフライトは
ぜひ右の窓側の座席指定がおすすめ。
着陸30分前からヒマラヤ山脈を眺めることが出来るかも。
カトマンズはネパールの首都であると共にヒマラヤ登山への玄関口となります。
ただその割には街中からヒマラヤを眺めることは残念ながらほぼ不可能。
でもせっかくヒマラヤの国、ネパールに来たからには実際に見てみたい・・・!
到着時に運よく国際線の飛行機の車窓から見えたとしても、それだけでは物足りないですよね。
かといって7000~8000メートル級のヒマラヤに近づくのは自力ではなかなか容易ではありません。
4000~5000メートルくらいの峠まで何日もかけてトレッキングをしないと世界の屋根はなかなか
その雄姿を見せてくれません。
しかしながら限られた時間でもお手軽にヒマラヤに近づける方法を2つ紹介いたします。
①マウンテンフライト(ヒマラヤ遊覧飛行)
毎早朝カトマンズ空港からヒマラヤを眺めるための遊覧飛行が飛んでいます。
所要約1時間のフライトで世界一の高峰エベレストに迫ります。
これが最も手軽にヒマラヤに近づける方法です。
飛行機の車窓から眺めるので地上からは違った角度からヒマラヤを感じる事ができるのでおすすめ。
また飛行機で雲の上を突き抜けていくので、
地上の天候が悪い雨季でも山の頂を鑑賞できる可能性が高いです。
費用は一人30000円程度かかるので少し値は張りますがトレッキングでエベレストに近づこうとすると
それ以上に費用が掛かるので、時間がない中エベレストを見たいということでしたら遊覧飛行一択です。
②ナガルコットの丘へ。
カトマンズ郊外にある人気のヒマラヤビューポイント。
標高約2000メートルの丘の上からヒマラヤを観賞できます。
ナガルコットにはいくつかホテルもあるので、カトマンズの滞在のうち1泊を
ナガルコット泊に変えるのも一興です。
ホテルのテラスから運が良ければ居ながらにしてヒマラヤの観賞が可能です。
晴れた日、日没の時間になると白い雪山が鮮やかなオレンジ色に染まる光景は
一生目に焼き付く事でしょう。
ただエベレストからは少し距離が離れているので、理論上は観賞可能とのことですが、
たとえ見えたとしても周りの山に埋もれてほんの小さくしか見ることができないのと、
天候に左右されやすく、そもそも雨季(4月~9月頃)では山自体が
雲に隠れてしまっている可能性もあります。
いかがでしたでしょうか。
本格的にヒマラヤに迫ろうとすると体力、時間から費用まで、非常にハードルが高いですが、
限られた時間でもその雄姿を見せてくれますので(天候の問題がありますが)
是非上記のようなオプションを上手くご利用ください。
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こんにちは、HISネイチャーワールド・秘境旅行専門デスクです。
今回はネパール第2の都市、ポカラについてご紹介いたします。
ポカラは首都カトマンズから西へ約200キロ。
主な交通手段は飛行機かバス。
飛行機ならばわずか30分程のフライトで到着するものの、バスだと高速道路などはなく、
ヒマラヤの裾野のつづら折りの道を延々と進んでいくため8時間程掛かります。
200キロを8時間です!
ただし値段はバスの方が1/10程度で済みますので多少お時間が許されるのであれば
片道はのんびり陸路でいくのもいいかも知れません。
天気が良ければ途中ヒマラヤの峰々を垣間見ることも可能です。
もちろん飛行機に乗っても車窓右側にヒマラヤを臨んでのフライトになります。
ポカラの標高は約800メートル。
カトマンズが約1300メートルなのでカトマンズに比べてずっと温かく、
緯度も日本の沖縄と同じくらいなので亜熱帯の雰囲気が漂います。
特筆すべきはここからわずか30キロほど離れた所に
ヒマラヤの7~8000メートル峰が聳え立っているということ。
標高800メートルから至近距離で仰ぎ見る8000メートル級の山。
この高低差は世界でもなかなか例がなく、
これだけでもポカラを訪れる価値があるのではないでしょうか。
エベレストはカトマンズを挟んで逆方向にあるため見ることはできませんが、
ポカラから臨むヒマラヤはアンナプルナ連峰。
中でもマッターホルンのような尖った頂が印象的なマチャプチャレの姿が印象的です。
残念ながらネパールの中でも雨が多い地方なので、いかに間近に存在するとはいえ
なかなか全容を見せてくれない可能性もありますが、
ネパールの旅行シーズンでもある10月~3月頃までの乾季の早朝がおすすめ。
朝日を受け、オレンジ色に染まる雪山はまさに神々の座にふさわしい絶景です。
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