すっぽん鍋(時価320元)を平らげてチカラがみなぎってきたところで、世界遺産のある街、同里へ移動です。
すっぽんは、ほとんど塩でしか味付けをしていないように見えるのに、どうしてあんなにいい味がでるのでしょう?
日本では高級料理のすっぽん、上海でも年々高くなっているそうです。
車で約1時間、同里(トンリー)に到着です。
高めの入場料80元を払い、街へ入ります。
上海近郊の古鎮(古い街)では最近、入場料を取り始めたり、値上げしたりしていて市民から不満があがっています。しかし、この街の入場券は、10箇所の庭園やお堂、陳列館などの入場券が含まれているので、バラバラにちょっとづつ徴収されるよりは、楽でお得感があります。
この「お得感」
いろいろ回っているうちにじわじわと実感してきます。
古いベッドのコレクターの家や、絵のように見える天然石の展示館、いろいろ回っているうちに、どんどん時間が過ぎていってしまいます。
街の中を回るには、輪タクがオススメです。
1台40元で、名所めぐりをしてくれます。
後払いなので、逃げられないように運転手さんが名所の出口で待ち構えていて呼びかけてくれる。
細い町並みを縫うようにして走れば、今がいつの時代なのかわからなくなってきます。
世界遺産の退思園。
文化遺産「蘇州古典園林」の一つに数えられていて、昔の大金持ちさんが私費で建てた住居やお庭が今も残っています。
明清街。お土産などの売り込みが控えめで、静かに回ることができました。
川沿いのお茶屋さんで一息。
水路の奥の方から、船がこちらへ向かってくる。なんとゆったりした時間でしょうか。
この街は、結構広い。入場券で入場できる所だけを回っても、ゆうに半日は必要だと思います。
ツアーでは自由時間を多めにして、ゆったりと散策すると街の良さがわかるでしょう。
Kがこれまで訪れた古鎮の中ではナンバーワンの満足度。
狭すぎず、広すぎず、商業の臭いが薄く、人も親切。おすすめです。
「わざわざ巴城までカニを、同里でのんびり世界遺産見物の旅」
おわり。。