あれは何月のことだったか、
ちょうど、酒井法子が「悲劇の妻」から「容疑者」に変わったばかりの日曜日に
女優、酒井法子を惜しんで、
「ひとつ○○の下Ⅰ・Ⅱ」を飛ばし飛ばし見て泣いていました。
あれは、Ⅰ・Ⅱ 共に最後にはマラソンで泣かすんですよ。
日曜の夜遅くまでかかって、Ⅱの最終回まで見終わって、
眠い目をして会社に行ったところ、
「Kさん、東レマラソンって言うのがあるんだけど、走ってみない?」
と言われて、
思わず 「おぅ!」(いしだ壱成)
と答えてしまったのです。
「東レ上海国際マラソン」(ハーフ21.0975㌔)
開催日 11月29日 7:30スタート
継続することを目的とした練習メニューは、
朝起きたら、スクワット100回。
(最初は20回でギブアップ。徐々に)
事務所までは階段で登る。
(9階から21階までですけど)
帰りも時間があれば極力歩いて帰る。
(いつも途中でタクシーにのりました)
大盛り禁止。
(練習とは言えない)
これで、体重が落ちてくれば、走り始めようという計画。しかし
ぎゃくにぃ(これ、日本でちゃんと流行ってますか?)、
体重はどんどん増え続け。(8キロ増の81キロぐらむ)
カッとなったKは、本番1ヶ月前に練習を断念したのでした。
東京国際マラソンでの松村氏の姿が頭をよぎり、恐る恐る走りました。
結果は完走。 2時間27分(フルマラソンより遅い)
(完走を喜びあう、KとBOSS)
周りの応援や、みんなと一緒に走っている雰囲気に押された為か、
意外と走れるもので、10キロ地点までは楽しく走れたのですが、
だんだんとつらくなってきて、
18㌔地点でとうとう足がバカになりました。
豆はつぶれ、足首は強烈に痛い。
給水所を理由に、とうとう歩くことを許してしまったとき、
すこし先のほうから、応援する声が聞こえます。
「加油(ジャーヨ)!加油(ジャーヨ)!加油(ジャーヨ)!」
が、
「あんちゃん!、あんちゃん!、あんちゃん!」
に聞こえて来ます。
そして耳の奥で聴こえてくるあのメロディ、
「きみのーこころーへつーづく、ながいーいっぽんみーちが、、」
それでまたKは、走り出すのです。
が、しかし、近くまで寄ってみるとそれは
地元のダンス愛好家の赤いおばちゃん集団。
「そうなりますよね。」
と、苦笑いしながら足早に走り抜けるK。
でも、
ありがとう!おばちゃんたちっ(K)
そして本当に応援に来てくれた、
Bossやさんやさんもありがとう