Kのブログ 2011.12.08

H.I.S.上海支店

Kです。


約1年ぶりにブログ担当が回ってきたので、書いてしまいます。


「イクぜ!! 鎮江!」


Kが上海に住み始めてもう3年近くなるのに、


中国国内で行ったことのある都市と言ったら、


無錫・蘇州・杭州・南京くらいなもので、


旅行会社の社員のくせに、冒険心の足らないことで。。。


移動と言えば


家(豫園のあたり)と会社の間に濃い線を引き続けるのみ。


それで追われるように出た旅が、

「鎮江&揚州 健康の旅」。

H.I.S.上海支店

「鎮江」


この、日本語では口にするのも恥ずかしい。

中国語で頑張ってみても発音が異常に難しく、

どう表現しても恥をかくこの都市は、


「香醋」で殊に有名。


旅の目的の半分はこの「香醋の買い付け」だったのですが、


行ってみると、思わぬ副産物を見つけてしまいました。


H.I.S.上海支店

「鍋蓋面」(グオガイミエン)


写真をご覧ください。


釜の前に並ぶうまそうなお椀達にピントを合わせる前に、


木のナベブタが浮いているのがわかりますでしょうか?


(以下、聞きかじりのストーリーを勝手にアレンジします)


その昔、アバタ顔の老婆が、釜で面を煮ておりました。

仕事もせずに寝てばかりいるじいさんの為に、何で私が面を煮なきゃ

ならないのか?自問自答を繰り返していた時、二日酔いからいい感じに

復活し始めたじいさんが「面はまだか?」と声を掛けてきます。

その口ぶりやクチビルの動きがタイムリーにばあさんの堪忍袋を刺激して、

ばあさんは思わず壁に掛けていた中華包丁をひっつかみ、

「オメのけしょなすにはホトホトあきれたづっ」※注

と爺さんを方言丸出しで脅しにかかります。

その時に、パチャリと釜の上に鍋の蓋が。。。(以下妄想はつづく)


※注 あなたの甲斐性なしにはほんとにあきれました。



と、このようなストーリーがあって出来上がったらしい「鍋蓋面」


この中途半端なフタのおかげで


面は硬すぎず、柔らかすぎず。


最初は一番上の写真の状態で出てくるのですが、


かき混ぜると、下のような状態に!!!

H.I.S.上海支店

これのうまいのなんのって、


Kが中国に来て、一番感動した食べ物です。

(中国の皆さん。すみません。本当です)


そして欠かせないのが、恒順社の「香醋」。



地元の人は、2リットルのポリタンクを電動自転車に積んで


量り売りを買いに来る。


だからテーブルに置いてあるのは醤油差しではなく、


「お酢差し」なのです。(歯が無い人、発音の際はゆっくりと)


このお酢をたっぷりかけて食べる「鍋蓋面」。


酢の酸味・肉の旨み・野菜の甘み・醤油ベースのスープ。


ああ、また行きたい。また行きたいっっ!


H.I.S.上海支店


結局、滞在中にこの面を3杯食べてしまいました。


続きは次回。1年後に?

(K)



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