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今回はルアンパバーン郊外で活動する

NPO『プロネット』さんの現場を視察してきましたので

ご案内させて頂きます


H.I.S.ラオス支店の日記
シェングン郡ポンサイ村

この村で日本のNPO『プロネット21』の活動が行われています。
真ん中(左)の方がプロジェクトの担当者 アヌサックさん
真ん中(右)の方が村長さんです。

現在、ルアンパバーン県では人口増加や観光客の増加もあり
消費に対し30%ほど米の生産が不足しているそうです。
しかし山間部に位置しているため、土地が限られ
これ以上農地を増やすことは困難、
生産効率の向上が必要となっています

ここでは、SRI(低投資型稲作技術)の普及活動
が行われています。

SRIの特徴は、乳苗を広い間隔で1本植え
湛水(タンスイ)と落水を数日ごとに繰り返し行う点です。
従来の方法と比べ、水管理、草取り、
有機肥料の投入など手間は増えますが、
同じ面積で25%の収量増が見込めるそうです。

実際に前回の収穫では、大幅な収量増となったとのこと。
また、村の人たちも種籾が成長するまでの
2・3週間が特に大変だと口にしてました。
一方、1本植えをすることによって、
種籾が少なくて済む点は、大変助かっているそうです。

H.I.S.ラオス支店の日記 H.I.S.ラオス支店の日記
村の水田の様子clover 綺麗な水田ですねhappy01

H.I.S.ラオス支店の日記
草取りの様子(村長さん自ら実践して下さいました)

H.I.S.ラオス支店の日記
日本にはない、変わった道具を使っていますeye
この釘に、雑草を絡め取っていきます

H.I.S.ラオス支店の日記
村人が駆除していた『大タニシ』
ピンクの部分は卵です

当初この村でのSRIは、
村長さんの1家族のみでスタートしたそうです。
今までのやり方を変える事への抵抗や
手間が増えることへの懸念、
ほんとに収量増となるのか?という疑心暗鬼
多くあったそうです。

実際に成果があがっていく中で、
現在では22家族がSRIに取り組んでいるそうです。

たとえ良い技術であっても、理解され普及につなげていくことは
本当に大変なことであると話の節々から強く感じました。

現在ラオスでは、多くのNPOの活動が行われています
強い信念の元、日々現場で活動されている皆様の努力には
ただただ頭の下がる思いです。

こうした活動が実を結び、ラオスの発展に
繋がっていくことを切に願っています




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    2024.04
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