先日、天気が良かったので、パワーをもらいに北京のパワースポットに行って参りました。そこは世界遺産の『天壇公園』。明時代に北京が首都として整備された頃、五穀豊穣を祈る祭壇として建設されました。国家安泰を祈る祭壇は、現在は旅行者の祈りを捧げる世界遺産へとなっております!
北京の観光コースには欠かせない世界遺産の観光名所ですが、ご覧頂いているのはごく一部!なぜなら…広すぎて回れないからです。天壇公園の広さは天安門広場の8倍と言われております。ちなみに…天安門広場は約100万人収容可能。ということは天壇公園は約800万人になります。これは中国の海南省の皆さんをほぼ全員収容できる広さになります。
全てをお伝えすることはできませんので、一部をご案内します。
まずは、『七十二長廊』
夜間に祭祀の道具を運ぶために使用してた長い廊下です。72間(約130メートル)あるので、このような名前が付いたと言われております。
そして、『祈年殿』
天壇公園の象徴とも言われている建物です。釘を一本も使わず、28本の柱で支えて構造の木造建築です。この中で皇帝は祈りを捧げたとか…
天壇公園で一番重要とされている祭壇 『圜丘壇(カンキュウダン)』
冬至の日に皇帝が五穀豊穣を祈った場所です。祈りが天に届くように、屋根のない壇です。
祭壇の中央にある天心石で音を立てると、周囲の欄干に反響し、天の声が聞こえるような錯覚が…さすがパワースポット!
飛んで音を出す観光客の方が居ました。
そして、『皇穹宇(コウキュウウ)』
圜丘壇へ移動する際の皇帝の待合室です。
とっても興味深いのは、周りにある『回音壁』
この壁、音が伝わるんです。大声を出しても聞こえないぐらい離れていても、壁を通じてその声を届かせてくれます。まさにパワースポット!
少し逆光で、見えにくいですが… 圜丘壇と祈年殿を繋ぐ橋です。長さは368メートル。祈年殿に近づくにつれて少しずつ高くなり、天に昇るイメージがありますね。だから“天壇”公園なのかもしれません。
日本でも“パワースポット”が女性をはじめ多くの方に人気がありますが、
北京にもパワースポットはありますよ!しかも『世界遺産』という肩書き付き!
国境を越え、パワースポットで祈りを捧げてみませんか?
ユアンブー