昨日は、休日にはなっていませんでしたが、バサンタ・パンチャミー(वसन्त पञ्चमी)またはスリ・パンチャミー(श्री पञ्चमी)と言われる、日本の春分の日に似た祝日でした。

 まだまだ、気温も低く寒いカトマンズですが、昨日からカレンダー上、冬に終わりを告げ春が始まりました。

サラスワティ女神へプジャ(敬意を表す儀式) / ナガリック(नागरिक)新聞より

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 昨日は、春の訪れを告げる日と共に<教育(知識)の日>でもありました。この日は、学習、知識、知恵、芸術、音楽、文化の神であるヒンドゥ教のサラスワティ女神に敬意を表す行事が行われます。

 そして、上記新聞記事にあるように、ほとんどの学校にはサラスワティ女神が祀られており、学生、生徒達が、それぞれサラスワティ女神にプジャ(敬意を表す儀式)をします。そのため、この日は、サラスワティ・プジャ(सरस्वती पूजा)とも呼ばれています。

スワヤンブナート地域内にあるサラスワティ寺院の前 / カンティプル(कान्तिपुर)新聞より

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 スワヤンブナート寺院の近くにサラスワティ寺院があります。この寺院にも昨日はたくさんの学生や生徒たちが参拝して、自身の勉学がうまくいくよう願っていたようです。

 上記新聞記事の画像は、このサラスワティ寺院の前にある、法要などに使われる建物の壁です。何だか、神聖な場所なのにたくさんの落書きがされているように見えますが、学習し始めで初めての文字を書くと言う場所のようです。

 このようにサラスワティ女神にプジャ(敬意を表す儀式)をするとともに、行者、学生、作家、学者、歌手、職人・・・と言う人たちは、この日に彼らの使っている本、ペン、インク瓶、道具などにも敬意を払いプジャ(敬意を表す儀式)をします。

文:しぇるぱに 画:ナガリック(नागरिक)新聞、カンティプル(कान्तिपुर)新聞

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    2024.04
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