モルディブINFO 2010.06.04

こんにちは、「おじ」です。


ブログネタがなく、しょうもないマーレネタでつないでます。

今日はちょっとした、モルディブでの事件の話。

事件といっても、血みどろの話ではないのでご安心を。


モルディブがイスラム教の国という事はご存知でしょうか

モルディブは、モルディブ市民権を持つ人は全員イスラム教徒です。

市民権とは選挙権などを持つ人たちのことを指します。

まぁ、言い換えればモルディブ国民全員イスラム教徒ということなんですが、

今日の話は、市民権というところがポイント。


ということで、

市民権を持つ人がほぼ100%イスラム教というのは実は世界では2つしかないらしいです。

モルディブとオマーン(ウィキペディア参照)

らしい。

それ以外の国は異教徒が極少数でも市民権を持っています。


さて、そんな100%イスラムのモルディブ(なんかジュースみたい。)

で、先日大きな問題が・・・

いや、珍事件が・・・


先日マーレではインドの高名なイスラムの教授かなんかを呼んで、イスラムに関する講演会を行いました。

(インドにもイスラム教徒は結構います。)

2日に分けて色々講演を行い、最後の質疑応答のとき、

とある、モルディブ人男性が、confident

「私は子供の頃からイスラムの家庭で育ち、イスラム教徒として生きてきました。

 でも、今、私はイスラムを今では信じていません。」

と発言。confident


周りの反応は・・・

んな感じ。


すぐに警察が来て彼を逮捕。

彼は市民権を剥奪され、

今も警察の拘置所に。weep


おっと

「イスラムを信じていないから拘束されるなんて、人権の侵害だ」なんていってはいけません。

これは国としての面子もかかっているのです。

なぜなら、先ほども行ったようにモルディブ市民権所持者は100%イスラムなんです。

その、モルディブに1人でもイスラムを信じていない人間がいると、

100%イスラムではなく99.99999999%イスラムになってしまうのです。

これは、国にとって大問題。

国の面子がかかっているのです。


日本人には到底理解はできませんが、モルディブでは大問題

彼から、市民権を剥奪する事でかろうじて100%イスラムを保っているモルディブですが、

外国人にとっては「ぷっ」っと笑ってしまう事件

でも、外国にとって宗教とはそれほど重要な事なんだと実感する事件でもありました。


でも、勇敢な人間もいるもんです。

国中で大問題になるのを承知の上で、講演会場しかも、イスラムについての講演の中で、

このような発言をしたモルディブ人男性。

敬意を表しつつも、

「もう少し場をわきまえたほうがよかったんじゃないかなぁ。」

なんて、思いもします。


ちなみに、イスラムだからってモルディブは危険な国ではありません。

至って平和。

テロなんてもってのほか。

平和に「おじ」たちは今日も暮らしています。

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