サバイディ
昨日(26日)は旧暦8月の満月にあたり、ラオス各地ではブン・カオパンサー(入安居祭)の儀式が行われました。
ブン・カオパンサーには、家の門にマリーゴールドの花とバナナの葉で作った飾りが飾られローソクに火が灯されます。また、在家者は花や大きな蝋燭、バナナの葉に包まれたもち米のお菓子などを持って、近くの寺にお参りに行きます。
寺では僧侶の読経が行われ、在家者達もそれに従います。
最後に僧侶が在家者達に聖水を振りかけ日中の儀式が終わります。これには体に取りついた悪いものを振り払うという意味があるそうです。
夜になるとビエンティアンと言われる儀式が行われます。
ビエンティアンは蝋燭や線香、花を持って本堂の周りを時計回りに3周まわります。この間に蝋燭の炎が消えなければ願いが叶うとも言われています。
揺らめく蝋燭の火を手に、多くの人々が寺を回る姿は圧巻であり幻想的な雰囲気があります。
支店の近くインペン寺(WAT INPENG)の様子
僧侶を先頭に多くの人がビエンティアンを行ってます。
蝋燭の炎が幻想的で厳かな雰囲気です
この日を境に僧侶たちは寺に籠りひたすら厳しい修行に励みます。この安居(あんご)は3ヶ月後の満月の日オークパンサーまで続きます。今年のブン・オークパンサーは10月23日。オークパンサー明けと同時期にラオスでは200年以上の伝統行事であるボートレースが行われ大いに盛り上がります。
ちなみにこの安居期間は国中で結婚式を行わないのがしきたりです。なのでオークパンサー明けは一気に結婚式ラッシュになるそうです