テーマ： ネパール今日の新聞
ネパール風物詩
昨夜は満月でした。主にネパールのネワール民族の人たちは、この満月の日に稲を刈って、脱穀をし新米を準備して、今日、その新米の米粉を使って＜イヨモリ＞と言う食べ物を作って食べる風習があります。
イヨモリ
昨夜、政府からの通達で、今日は、急遽祝日となり、政府機関や銀行などオフィスがお休みになっています。こう言う事は、ネパールではよくある事ですが・・・慣れません。
上の記事は＜ナガリック（नागरिक）＞と言う新聞の今日(12/12付)の記事です。それによりますと、今日は、複数の祝日が重なったと言うことです。そのため、急遽祝日となったようです。
- ダニャプルニマ（農業に関わっている人たちの作物に対する感謝の日）
- イヨモリ・プンヒー（寒い日を乗り切るためイヨモリを食べる日）
- ウダウリ（キラン民族の人たちの大地に感謝する日）
- その他、ネワール民族のクルプジャ、ジャプ・ディワス（農業作物にプジャ（感謝を表す儀式）をする日）
ネパールの暦は西暦ではなく＜ビクラムサンパット暦＞と言う暦を基礎にしますので、毎年毎年同じ日が同じ祝日になるとは限らないのです。そして、西暦とビクラムサンパット暦は、日付が違いますので、オフィスで利用しているカレンダーは、両方のカレンダーがわかるようになっています。
西暦では、今日＜2019年12月12日（木）＞ですが、ビクラムサンパット暦では＜2076年モンシル月26日（ビヒバール）＞と、なります。
そして、西暦の現在、年末も迫り、忙しくされている方々が多い事と思いますが、ネパールでは、新年が毎年4月の中旬頃になりますので、西暦の年末年始は普段と変わりない生活となっています。新しいカレンダーは、政府の発表を待って3月頃になりますと出回ります。
ただ、弊社オフィスのあるタメルは、ツーリストの多い地区ですので、ライトアップされたり、クリスマスの雰囲気を出しているところも見かけます。
文：しぇるぱに
画：あかしゅ、नागरिक新聞、しぇるぱに
