FEEJEE EXPERIENCE
2009.01.31
もうこのフィジーエクスペリエンスはかなり体を使うことが理解できたはずだと思いますが、3日目となるとさすがに筋肉痛になってきます。日頃から運動をしていればいいのですが、急に体を動かすとそうもいきません。
また普段使わない筋肉も酷使するため非常に疲れます。
参加される皆様はぜひ体調管理をしっかりとお願いします。
さてバスはキングスロードをの凸凹道を抜けたあとはコンクリートの道を走ります。
一般にキングスロードが全部凸凹道と思っている人も多いですが、実際はそうでもなく約数十キロのみが凸凹になります。バスはラキラキまで内陸地を走るため車内からは海は見ることができません。このキングスロードのバスで外の景色を眺めていると面白いことに、道端で野菜を売っている人、作業をしている人、子供達、殆んど全員と言ってよいほど笑顔で手を振ってきます。それはまるで何かのエキストラの人のように、日頃からこういった光景と習慣に慣れていない人にとってこの純粋さは非常に感動させられます。
フィジーという国の本当の素晴らしさはこういった人々の優しさや温かさを感じることができるからです。
どんなにつらい事があっても笑顔を絶やさない。これは簡単ではありますが、なかなかできないことでもあります。フィジーを好きになる人はこういった人間が本来持っている核の部分にある“自然さ”に憧れるからではないでしょうか。
バスは大きな学校に停車しました。
ここではまず途中にある“コロブト・タウン”で買った文房具を学校に寄付します。学校の授業のある日は学校へ、ない日は孤児院へと訪れるというフレキシブルなスケジュールになります。
このフィジーエクスペリエンスのハイライトでもあるこの学校訪問について、最初にも述べましたが、我々観光客は学校のスポンサーになります。それはなぜかというと、この学校に通っている子供達は大きくなるまではスバやナンディのような学校には行きません。またこの地区は一般の観光客が少ない場所であり、近辺に町が殆んどなく小さなお店が点在しているぐらいです。その中でもこの学校は公立でありながらも、勉強のための教材や文房具などが不足しています。簡単に買いに行くことができないのです。フィジーでは中学校がないため小学校は8年間通う必要がありたくさんの子供達が共存しています。
フィジーでは公用語が英語になりますが、インド人はヒンズー語、フィジー人はフィジー語を母国語として使用しています。つまり公共の場以外、家に帰ればそれぞれの言葉を話します。テレビは基本的に殆んど英語でやっていますが、もちろん母国語の番組もあります。
この国では経済も大きく発展していないため、小・高教育でどれだけ勉強してきたかによって大きく人生が変わります。強いてはその教育制度・環境が不十分であるため、発展途上にありがちなモラルの低下、時間に左右されない生活などが存在するのです。しかしこれはあくまで先進国からの目線であり、その生活において現地の人は普通に生活することができるのです。
生活において誰もがいい生活ができるように願うのは当然のことであり、この国において英語を覚えることが学校での何よりも最も大切な時間となります。ここで英語をマスターできなければ仕事も得ることができずまた共存する異文化の人達とも生活できなくなるからです。
そんな中、都市部に住んでいる子供達はそれなりに英語に触れる機会があるわけですが、こういった山中や離島に住んでいる子供達は英語に触れる機会がそう多くありません。お気づきの方もいると思いますが、我々旅行者が子供達と一緒に話し、遊ぶことが彼らの勉強に最も貢献しているのです。
この特殊な環境で育った子供達にとって何よりも大切なことは夢を持たせることです。そして子供達は海外に行ことを常に夢見ています。我々はそんな子供達にとっては憧れの場所から来ているわけであり、そんな人達から多くを学べることができる空間にあることを幸せに感じています。
今回フィジーエクスペリエンスを通して、このキングスロードにある学校(孤児院)を訪問し、フィジーの学校・子供達が抱える問題を直視し、それに対してできる貢献をすることもこのツアーのテーマになっています。
(↓ラグビー大好きな少年達にタックルされているオランダボーイズ! )
さて、学校ではまだまだ授業を行っていますが、子供達は我々と遊ぶことをまるで待っていたかのように目がわくわくしています。一番学年の低い小学生は歌を勉強し、さっそく習った歌を披露してくれました。
先生と色々と質疑応答をした後は放課後つまり遊ぶ時間です。
( ↓ 女性人はポートボールとバレーボールをしています。)
校庭ではサッカー・ラグビー・ポートボール・鬼ごっこなど、子供と同じ目線で遊びます。
無邪気な子供達とはもちろん英語で話しをしますので、これもまた彼らにとっては授業の延長になります。
クタクタになるまで遊んだあと、子供達はみんな手を振ってきます。
なんとも感動の一瞬です。
自分が育った環境に感謝すると共に、何かを考えさせてくれる今日の学校訪問でした。
(↓ 悪戯好きの少女をバスに連れて行こうとしています。笑 )
子供の笑顔は本当に癒されます。。。
To be Continued................