BULA!
フィジーも新型コロナウイルスの影響で、夜の8時以降は外出禁止です。
日中は飲食店はオープンしていますが、店内は20名以下でテーブルは2つ以上開けて座ります。
ファーストフード店は上記に加え、20分以上店内いるのは禁止され、スタッフから
退出を求められます(「ごめんなさいね・・でも理解してくれてありがとう」と申し訳なさそうに
言われ、こちらも「ごめんなさい、長居しちゃったわ・・・」となります)
世界中で、人の流れがストップしている日々が続いていますね。
ここの地元の人は、ファーストフードが好きですが、割合的には外食をそれほど多くしない
人達なのですが、いざ制限が掛けられるとやはり「喪失感」を感じているようです。
さて、今日はフィジー料理には欠かせない ココナッツ
ココナッツは日持ちがするので、昔アウトリガーカヌーで海を渡る時は
必ずココナッツを持って旅したそうです。
ご存じ外は硬い殻で覆われています。
先の尖った棒などにココナッツを突き刺して毟っていきます。
*写真はロビンソンクルーソー1日クルーズ。アクティビティの中に
ちょっとした体験できる時間があります☆
https://tour.hisfiji.com/city/nan/detail.php?tid=9114
外側を毟ると
更に硬い殻があります。
それを
バスっと!
フィジーの人たちは子供の頃から、刃物の使い方を見様見真似で覚えていきます。
近所のお家に遊びに行くと、小さな子供たちは「これは危ない物だ!」と言う認識があり
おもちゃにしたりしないんですね。(きっと、親や年長者に厳しく教えられているからだと思います)
割るとココナッツウォーターが出てくるので、ウォーターはあまり使わないので
飲んだり、煮物などにはお水の代わりにいれたりするそうです。
中には白い固形胚乳があります。
ちなみにこちらの胚乳、柔らかい時はこんにゃくのような柔らかさ。(日本人の私たちは
醤油とわさびを付けて食べます)
このくらい硬くなると、ローストして食べるとおいしいんですよ
それを
削った胚乳を絞ったものを料理に使います。
一見簡単そうに見えるのですが、これが中々難しい・・・・。
フィジーの子供たちはこの一連の流れができれば一人前
出来た料理がこれ
白身魚のココナッツクリーム煮! フィジー名 IKA VAKALOLO (IKA は魚、VAKALOLO はココナッツミルク)クリームシチューのようなものですね。
ココナッツ=甘い、というイメージがありますが、かすかに甘い程度で、
コクを持たせなおかつ主張しすぎないのでお料理に合うんです。
しかも栄養もあります。
その他の味付けは塩、レモン程度です。
こちらのお料理、クリームシチューというより、日本のおでんを思い出します。
その他ココナッツミルクを使った料理
KOKODA(ココンダ) 白身魚のマリネのココナッツミルク和え。
レモンの酸味が効いておいしい! これは日本の方に人気があります。
こちらは、インターコンチネンタルフィジー・ゴルフリゾート&スパの
サナサナレストランで出されるココンダ。
おしゃれですね
WACI POKI (ワジポキ)
タロイモの葉とツナとココナッツミルクを混ぜてフライパンで焼いたもの。
これはお好み焼きみたいです。
BABA KAU (バンバ カウ)
ホットケーキのようなドーナツのようなお菓子。
ココナッツミルクを入れるのがポイントなんです
雨風にも強いココナッツ。
南太平洋の国々では昔、子供が生まれるとココナッツを一本植えたそうです。
そのくらい使い道が豊富。
ちなみにフィジーの男前の条件の一つに
ココナッツの木に登れること!!
皆さんもフィジーにいらしたら、ホテルのレストランなどでフィジー料理を試してみてくださいね。