BULA !
10月10日はフィジーの独立記念日でした。
投稿が遅れてしまいましたがお祝いの様子をお伝えします。
フィジーデイ一週間前から国旗カラーの「青」が町中にあふれ、
バスに乗ると5人掛け1列に最低でも一人は青い服の人がいます。
もうこれは毎年の風物詩で、「フィジー大好き」な人たちなんだなと感じます。
今回お伝えするのはシャングリラフィジアン近くの村 cuvu(ズブ)村での様子。
朝から村中の人たちがこんな感じでウキウキな様子
広場に向かって歩いていくと・・・
どんどんブルーが増えていく
子供達が早くから集まっているのですが、大人が特に言いつけをしなくても
みんな小さい子の面倒をみています。
フィジーのホスピタリティは子供の頃から自然に培っていくんだなと
一緒にいるといつもそう感じます。
ポリスとそのOBや首都のスバから政府職員も出席して式典が開始。
政府の職員や教会の牧師さんがフィジーの独立までの歴史をスピーチしてくれました。
英国の植民地になるまでは部族間の争いが多く統治に苦労し、バウ族のチーフが国を治め
キリスト教に改宗したのをきっかけに一つに収まって来て、その後1874年に英国に譲渡を
申し入れ英国植民地になったと歴史があります。
今ではフィジー系の人たちのほぼ100%がクリスチャンなので、改宗した時から割と
すんなりいったのかと思っていたのですが、中々大変だったようでそんな背景を聞かせてくれました。
クリスチャン改宗前は、フィジーはアミニズム信仰だったことや、伝統的習慣継承の面でも
受け入れがたい事が多かったそうです。
1時間以上のスピーチだったのですが、子ども達も散ったりせずに座っているんですね。
改めて見ると色々なデザインのフィジーモチーフの服があり、
国旗と50THと入ったワンピースは袖まわりがおしゃれだなあと、
式典中また違った楽しみを見つけてしまいました。
記念植樹をした後はお楽しみのケーキ!!
大人も子供もみんなうれしそう☺
暑さでも溶けないバタークリームのケーキ
ちょっと塩バターぽい味で私はこのケーキがおいしい!と思う今日この頃。
コロナ禍で仕事が出来なかったり、存続できてもかなり制限がある状況です。
現にこの村の人たちの大半はシャングリラフィジアンに携わっている人たちなのですが、
「最近は少しずつ働けるようになったから良かった」
「定期的にリゾートがフードハンパ―(砂糖、小麦粉などの生活必需品)をくれるので
感謝しているの」
「村で野菜育ててるし、魚も獲れるから大丈夫なのよ~」とポジティブな答えが返って
来るんです。
自分ならそんな答えができるだろうか・・・・と考えさせられます。
今年は記念の服やグッズはあまり売れないのでは・・・?と思っていましたが、
結構みなさん新調しているんですよね。
楽しい事にはお金を惜しまない!
来年のフィジーデイは、いつもの観光立国のフィジーとして
皆が笑顔で元気に働ける日であればと願います。