BULA!!
今日はフィジーの栗のお話です。
フィジーの栗はこんな感じです。
フィジー語で ivi またはna ivi (イヴィ)
タヒチアン チェストナッツ またはポリネシアン チェストナッツとも呼ばれ、
名前の通り、ポリネシアやメラネシアの地域で採れます。
一年に一度実をつける、大木になる木です。
緑色の実が成り、一見アボカドに見えます。
それが、茶色くなって来ます。
実が熟す頃にはフルーツコウモリが飛んでくるそうです。
地面に実が落ちてきたら食べごろ!
日本の栗のようなとげとげもありません。
(そもそも栗と言っても種類が違うようです・・・)
何とも手のかからない実なのです。
が・・・!!
表面はとても硬い殻に覆われており、こじ開けないといけないのです。
これが結構大変で、ナイフで開けていくのですが、慣れていないと
殻が滑って大けがをしてしまいます
殻を剥いたら、実の周りの薄皮を剥きます。
その後、竹串で中まで刺さる柔らかさになるまで茹でます。
塩茹でにするとおいしいです。
シーズンになると、
袋詰めしたイヴィが売られています。
一袋4~5個入って、F$2(約90~100円)
殻を剥く手間を考えると、とても安い・・・
茹でてあるものは、長距離バスのお供に!
バスのお隣さんからイヴィを頂くことがあります。
茹でていないものを買った場合は、早めに調理をしないと痛んでしまいますので
注意が必要です。
食感は栗と言うだけに、栗に近いと思います。
甘味と和栗のようなほくほく感は少ないですが、塩ゆでのものは
結構食べだしたら止まりません。
栄養価も高いそうです。(高血圧などの方には食べすぎは厳禁とのこと・・)
モンブランならぬ、こちらのイヴィを摺り下ろして、パウンドケーキにしたり、
お餅のような食感のフィジー菓子をお母さんたちは作る時もあります。
ツーリストの方だと中々召し上がる機会はないかもしれないですが、
シーズンになると市場に沢山並ぶのでご覧頂けると思います。
シーズンは大方2~3月のようです🌰🌰