1869年に開通されたニューヨークのランドマークとも言える駅、
グランドセントラル・ターミナル。(略:グラセン☆)長距離、近距離、地下鉄などの発着駅で、日本に例えるなら東京駅。「コットン・クラブ」(1984)や「恋に落ちて」(1985)など有名映画のロケや、もう少し最近の映画では「アルマゲドン」(1998)で隕石がぶつかって
破壊されていたのもグラセンです。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ というわけで、「ただの駅でしょ~」と素通りするにはもったいないグラセンの見所をCHECK
グランドセントラルに数ある時計の中で最も有名な2つ、ひとつは42 St.& Park Ave.の入り口の上にある3体の天使(ミネルヴァ、ヘラクレス、マーキュリー)の彫刻が囲む世界最大のティファニーグラス使用の時計。一瞬「美術館?
」と思ってしまうようなグラセンの外観です。
2つ目は、メインコンコースのインフォメーションブースの4面時計。待ち合わせの定番スポットで、日本のハチ公前
のような感じ。
面は全てオパール製で、その推定価格は2千万ドル…。
地下コンコースの有名な「オイスターバー」付近にあるアーチ型の通路は、「Whispering Gallery(ウィスパリング・ギャラリー)」と呼ばれています。その名の通り、アーチの角に向かって小さな声で言葉を発すると、アーチの反対側にいる人に伝わる
というもの。しくみは意外と単純で、音の波が天井のアーチに沿って反対側に伝わるという原理です。恥かしがり屋
でも、遠くからひそひそ声で胸の内を明かせる場所として、実はプロポーズ
にも人気のスポットらしいです。
グランド・コンコースにあるスターバックスの向かいにあるBiltmore Roomは、別名「
Kissing Room
(キッシング・ルーム)」と言います。黄金時代の1930~1940年代にアメリカの西海岸とニューヨーク間を走っていた20th Century Limited Train(20世紀特急)到着ホームがあった場所で、電車から降りた時に出迎えに来た恋人や家族にキス
をする場面が多く見られたことが由来です。о(ж>▽<)y ☆
メイン・コンコースの天井に散りばめられた無数の星座の絵画。光ファイバーなので、ちょっとプラネタリウム
みたい。でも、
実はこの星座、全て実際のものとは逆向きに描かれているんです。この天井を描いた仏人画家ポール・エルがうっかり間違えた
と思う人も多いのですが、実は彼は地球からではなく銀河系の外から見た星空を描きたかったとか。
あと、よ~く見ると、1年近くかけて丹念に修復された青い天井の北西の角に、四角い染みのような部分が…。これは、修復前の天井がいかに黒ずんで汚かった
かを見せるためらしいです。( ̄ー ̄;
残念ながら今は見ることは出来ませんが、グラセンの地下には秘密の通路が通じた電車のホームや、地上にあるWaldorf-Astoriaホテルに直通する秘密のエレベーターなどもあるそうです。その昔、フランクリン・D・ルーズベルトが大統領だった頃、レポーター達を避けるためこの通路を使っていたとか。((((((ノ゚⊿゚)ノ
最後に、やっぱり外せないのは
グラセン・グルメ
!(駅弁なんてオチはないのでご安心を。
)広~いグラセンの中には、人気レストランやカフェがいっぱいです。特に注目のおすすめグルメは、
こちら をチェック!
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投稿: kiki19087 -2006年8月 4日 (金) 05時35分
■グラセン♪
なんだかなつかしい~です。アメリカ(フィラデルフィア郊外)に住んでいたときに、よくNY行きました。KITANOが定宿だったので、最寄駅はもちろんグラセン! -
投稿: his-newyork -2006年8月 4日 (金) 20時44分
■コメントありがとうございます☆
毎日、通勤通学でグラセンを利用する人でも、意外と知らなかったりするグラセンの歴史や見所。でも、実はグラセン専門のツアーがあるほど奥が深いんです!やっぱり、グラセンの豆知識があると、「ただの大きな駅」ではなく、「NYの歴史的建造物」としての発見もあって、新鮮ですよね。Kikiさんも、ニューヨークにまた来られる時は、ぜひグラセンに遊びに行ってみてくださいね☆歴史、アート、グルメ、ショッピング…見所満載です。「My Name is Mud」というキュートな陶器屋さんもあるので、お土産にもピッタリです♪