2008年に完成予定のニューヨーク市博物館の近代化プロジェクトは、現在のイーストハーレムの5thアベニューに1932年に完成して以来初めての大規模な改装工事だと8月2日の会見でニューヨーク市博物館会長ニューマン・メリル氏が発表しました。
博物館を全体の22%拡大
するこのプロジェクトでは、ロビーエリアの改装、そして現在ある建物の上に2.5階分のフロアを建て増しなど、合計23,000平方フィート(約7010平方メートル)分のスペースが増設されるとのこと。ニューヨーク市博物館にある150万点以上の展示品をより観やすくするため
、1階に新しいギャラリースペースを作ったり、館内をいくつかのゾーンに分けることも計画中です。
気になる費用は、
2千8百万ドル(約32億2700万円)ですが、これはプロジェクトの第一段階だけのコスト
。( ̄□ ̄;)!!実は今回の拡大は、4段階に分けて行われる2012年に完成予定の近代化プロジェクトの第一段階で、最終的にはなんと!7千万ドル
(約80億6890万円)改装費用がかかると推定されています。ちなみに、4段階に分けてプロジェクトは進行するので、博物館が閉鎖する心配はないのでご安心を。
改装工事を担当するのは、ブルックリン博物館やアメリカ自然史博物館の改装工事も手掛けたPolshek Partnership Architects社です。彼らがデザインした改装後の完成予想図は、こちら でご覧になれます。風格と歴史を感じさせる現在の建物が、近代化プロジェクト完成後にはどう変わるのか楽しみですね。
☆インフォメーション☆
Museum of the City of New York
1220 Fifth Avenue (@ 103rd Street)
New York, NY 10029
(212) 534-1672