
ニューヨーク(マンハッタン)の道はストリートとアベニューが網目状にほぼ平行に交差いて、名前も大概は番号表記で分かりやすいので、方向音痴の私には嬉しい限り。
その一方、街を歩いているとたまに一本のストリートに名前が2つ付いているのを見かけます。(上には通常のストリートナンバーのサイン、下には人の名前など。)この二つ目のストリートサイン、実はいわゆる「記念碑」なんです。
例えば、9/11後は、いくつものストリートにこの事件で亡くなった方々、もしくは人々を救出するため活躍した警察や消防士達の名前が付けられました。しかし、最近はこの「ストリート・ネーミング」がトレンド化してしまったのか、2005年の12月から現在にかけて、100以上ものストリートに二つ目の名前が刻まれたそうです。当初は、「
ニューヨークが誇る英雄
」の名前をストリート名として残すはずだったのですが、今ではその枠からかなり外れた人物の名前でもストリート名になっています。
例えば、ブルックリンにはレゲェ歌手の「BOB MARLEY STREET」や、スタテン・アイランドには何故か前・ローマ法王の「JOHN PAUL II STREET
」もあります。歌手や役者だったり、しまいにはニューヨークと関係ない人の名前まで入ったり…なんだもありか~っ
て言いたくなるのも無理はありません。∑(-x-;)
ストリートに誰かの名前を付けたい場合は、ニューヨーク市議会、そして市長に申請をし、OKが出れば新しいストリート名誕生!というのが通常の流れ。しかし、今後はこのプロセスをもっと厳しくし、1年に受諾するストリート名変更は2件まで、しかも15年以上ニューヨークに社会福祉貢献していなければならないなど、色んな原則をつける予定とのこと。
地図上で、二つ目の名前が記載されることは少ないのですが、確かにこのペースで行くと、NYの全ストリートに名前が二つ・・・さらには3つなんてことになるかもしれませんし、第一有り難味み少し薄れてしまう気もします。
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