ニューヨークでのB級グルメの代表格といえばストリート・フード・ベンダー。そう、いわゆる屋台noodle

その中でも質・量・種類そして人気ともに圧倒的なのがチキン(又はラム)・オーバー・ライスではないでしょうか?

2006年のVendy Award、屋台のチャンピオンを決める大会でもクイーンズにあるチキンオーバーライスが売りの屋台が優勝しました。

チキン・オーバー・ライスとは何か。Haral Foodと呼ばれる中東系の料理で、チキンをスパイスを効かせて炒め、それをサフランなどで炊いたご飯の上に載せ、ホワイトソース(ヨーグルトソース)、ホットソースをかけて食べるものです。でたいていサラダが付け合せで盛り付けてあります。

だいたいこんな感じです。
CHICKEN RICE

だいたい$5前後。とてもお腹いっぱいになります。

HISツアーラウンジがあるヒルトンニューヨークの横に夜出る屋台はとても有名でニューヨーカーが多く列をなしています。


前置きが長くなりました。

今日紹介するのはそんな屋台の中でも異色を放っている〝KWIK MEAL〟

バングラディッシュから来られたM. D. Rehmanという方が始めました。2006年夏にKwik Gourmetと屋台の名前を改名していますので今後はその名前での記載が増えるかもしれません。

なんとこの方、もともとカーネギーホールに近い、セレブ御用達レストラン、restaurantロシアン・ティールームwineという有名なレストランのシェフ、しかもスパイス担当だった方。

お客様の顔が見えない厨房より、自分の料理を喜んで買いに来るお客様の顔が見えるストリートベンダーの醍醐味だとか。


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Time Out、New York Magazineなどの地元紙は当然のこと、数年前には日本、ドイツの雑誌のも取り上げられたことがあります。リピーターが多く、今はミッドタウンに2つの屋台を構えてます。

ちょっと見えにくいですが、ここのシェフたちはちゃんと白いコック服を着て、白い帽子をかぶっています。このあたりも普通のストリートベンダーとは違うプライドが伺えます。good



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そしてこれがkwik mealのチキンオーバーライス。$5.5。

チキン、ライス、サラダそしてソースのコンビネーションという基本構成は同じなのですが決定的に違うのは混ぜて出さず、それぞれ分けて盛りつけてありこのあたりもレストラン風にしてあること。

味も当然good!

特にチキンはハラル・フードには珍しく、塩、胡椒をベースにした素材の味を引き立てる味付け。スパイス本位で素材が粗悪でも解らないような濃い味ではなく、日本人好みのあっさり味。そして自慢のヨーグルトソースがヘルシーさを更に効果的に演出。

さすがスパイスの魔術師、天晴れ!という感じです。

屋台に抵抗を覚えたり、量が多過ぎてちょっとチキンオーバーライスは・・・という女性の方にもオススメ!
場所は45丁目、5番街と6番街の間。

by Maggie


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H.I.S. ニューヨーク支店便り

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