8/5(日) 午前7時から第2回ニューヨークシティハーフマラソンが開催され、そしてなんと私も出場してしまいました。
いわゆる民間開催のスポーツイベントに参加したのは社会人になって初めて。そしてそれがエンターテイメント大国、場所はニューヨーク! というより普段から運動不足だし、20kmなんて距離を走ること自体が生まれて初めて。そう未体験ゾーン、いわば未知との遭遇!
レース開催前、オフィシャルにして最大のスポンサー、NIKEのニューヨークにおけるフラッグシップ店舗、5番街(57丁目)のNIKE TOWNにてチェックイン、つまりゼッケンの受け渡しが行われました。
隣のビルとの間にあるアトリウムがちょっとしたイベントスペースになっていて、大会の気分を盛り上げていました。そしてショップの中もゼッケンを取りに来たついでに何か買ってもらおうと、ところ狭しとハーフマラソンオフィシャルグッズが並べてあり、この辺が商売上手ですねぇ。
ゼッケン受け渡し場所
ゼッケンをもらって記念Tシャツがもらえるのですが、そのTシャツ、なんと自分の好きな文字がスペースを含めて最大15文字まで入れて前か、後ろのいずれかがカスタマイズできるのです。
Tシャツ 表
Tシャツ裏 〝WALK BEFORE RUN〟急がば回れ、せいては事を仕損じる・・・。未知との遭遇に備え自分に言い聞かせる言葉・・・。本来ならhttp://www.his-j.com と書くべきなのでしょうけど・・・。
そしてNIKEとアップルコンピュータ はランナー向けにiPODを利用した商品をコラボで出している関係でしょうが、スタッフに自分の目標タイム、標準マイルラップなどを伝えると、今回のレースにあわせたペースラップの用紙をプリントアウトしてくれるサービスあり。しかもそのラップは勾配が急なセントラルパークも考慮に入れたペースラップになっていて、更にその用紙の一部を切り取って入れることができるリストバンドまでもらえました
3時間までしかゴールに人がいないという噂だったので目標タイムを3時間で伝えるつもりが、スタッフがキレイな方だったので2時間半と見栄をはってしまった少市民な自分。
マイルごとのラップとそれが何丁目あたりなのかの記載があるので、友達に何時頃どこを通るので応援に来て!なんていっておくことも可能。
マイルごとのラップタイムを切り抜いて入れたリストバンド
こうやってスポーツイベントって盛り上げているんだなぁってとてもとても関心してしまいました。
そして当日、スタートは朝07:00。日中が30℃を越えていることを考えると正しいような気がしますが、4時起床はつらかった・・・。
ゼッケンで預けるエリアが区分けされていました。
そしてスタート、まずはセントラルパークを一周と少し。これだけで全体の半分以上。セントラルパークは木陰が多いのはいいのだけど、かなり急勾配でしんどかったです。
歩いて楽しむつもりが周囲に影響され、今の自分のポテンシャルがよくわからないので無理しないよう心がけていたにもかかわらずかなり無理した感じになり、5kmぐらいまではちょっと体が重いなぁって感じだったのだけど、
5kmを過ぎるとなんだかちょっと元気になった感じがして、ある種のランナーズハイでしょうか?(・・;) WALK BEFORE RUNの文字のことも忘れ、ちょっと飛ばしてしまい実際あとで見ても5~10kmは3ベストラップで走ってしまってました。
10km過ぎてちょっと走ったらセントラルパークを出るのですが、セントラルパークを出て少しして足がややつり始めました。アップダウンが激しい中を一見のなんちゃってランナーがアップダウンでのペースコントロールがうまくできず、勢いに任せて走ったツケがここで廻ってきました。後半になると1マイルが異様に長く感じ、給水ポイントごとに給水してました。
それにしても、セントラルパークからタイムズスクエアに向かう7番街に出た瞬間の景色は絶景!セントラルパークからタイムズスクエアまでさえぎるものが何もないのです。普段ならありえません。そしてその大通りを走るのはかなりの快感。実際走った人しか見ることができない、そして体感することができない景色でした。 カメラを持って走ってなかったのでお見せできなくて申し訳ありませんm(_ _ )m。
タイムズスクエアから42丁目をハドソン川に出て、あとは川沿いをバッテリーパークまでひたすら南下。ここが向かい風だったらかなりきつかったのでしょうけど幸いにして無風。
気温もおもったより午前中は高くなく、湿度も低くて助かりました。ただ心肺機能は問題なかったけど脚がついてきませんでした。やはり普段からの走りこみと筋力トレーニング不足を痛感。
そして何より感じたのはこういうときの沿道からの声援は励みになるということ。
〝You look good.〟(まだ大丈夫!)、〝Keep on goin'.〟、〝Good job.〟etc...
勉強になったのが〝One more steer!〟という表現。steerは舵、とか自動車のハンドル、ステアリングのこと。残り800mの地点で屈伸をしていたらランナーや沿道の人に言われたので、多分〝もう一息〟とかって意味なんだろうと思います。(間違っていたらごめんなさい)
そして完走。とはいっても途中何度と無く歩きましたが・・・。
まぁ見栄を張った目標だった2時間半は無事切ることができて2時間19分!完走メダルももらえたのでかなり嬉しい。
ここから自分のオフィシャルタイムを検索できるのです。
メダルなんかもらうの小学生以来では?
そして何よりランナーからしか見ることができない視線で街の景色を見ることができて、見慣れたはずの街が新鮮に写った経験をしたことは何よりの発見。ランナーが世界中のレースに出てみたいとおもう気持ちが少しだけが解った気がしました。
そしてマラソンに限らず世界のスポーツイベントってのは進化して、いかに参加者を愉しませ、そしてファンを惹き付ける工夫をするか、そういう一流のエンターテイメントに昇華しているのだなぁと実感した1日でした。
次は11月のニューヨークシティマラソン (フルマラソン)。参加するかはわかりませんが応援は絶対に行きます。今から楽しみです。
P.S. 翌日は歩くたびに全身が激痛が走り、通勤がとても困難であったことは言うまでもありません ( ^ ^;)
by Maggie
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投稿: サーパス601 -2007年8月10日 (金) 00時15分
■お疲れ様でした~!
すごい、すごい!!ヽ(*'0'*)ツ感動ーーー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:私も次は応援に行きたいです。。 -
投稿: Wolislawa Hoff -2007年8月17日 (金) 16時25分
■ナラティワ
民間人は今年 野いちご ワールド 和ブログ傘 」と主張 -
投稿: ともっち -2007年8月20日 (月) 05時20分
■ホノルルマラソンにも参加してください!
すごいです!おめでとうございます~。さぁ、その勢いでホノルルマラソンにも参加されませんか?また違った景色の中走るのも良いですよ~やっぱりニューヨーク!Tシャツがおしゃれですね~