マンハッタンはいわずと知れた島。だいたい山手線の円周より少し大きいくらい。そんな中におよそ160万人もの雑多な人々がひしめき合い米国内最高の人口密度を誇るがために慢性的な土地不足。家賃が異常に高いのもうなずける。
一方数多の人々を惹きつけて止まないこの都市を訪れたがる観光客は増加の一途をたどり、それに比例しホテル料金も高騰のするばかり。
そしてここニューヨークは地盤が丈夫で地震もなく、戦火に会うこともなかったため古い建物がとても多く1900年初頭の建物などはざら。中には1800年代の代物まであり30年前の建物を見つけることも難しい日本ではなかなか想像できない状態。そしてニューヨークのホテルはそんな昔の建物を改装に改装を重ね、幾度もオーナーが代わり、名前が代わりはたまたマンションからホテルに様変わりしたホテルなど様々。築100年近い建物でもも値段は下がらないのがマンハッタンの現状。日本人から見れば価格とクオリティのバランスが崩れいていると言える。だからニューヨークが初めてでどうしても場所重視、という方は別にして、2度目、3度目のニューヨークでマンハッタンのホテルのクオリティの低さに辟易している方、そしてたとえ初めてでも価格とクオリティのバランスを重視の方々にはマンハッタン外のホテルでお探ししてみては、というのが今回のお話。なんと、川ひとつ隔てただけで時期によってはマンハッタンではスタンダードにしか泊まれない値段でデラックスに泊まれたりもしてしまうのです。
ブルックリン、日本人の中ではまだまだ危ないとか、キケンのようなイメージが強いかと思いますが、そんな既成概念、ステレオタイプなイメージは捨てましょう。最近変化が著しくチョコレート界のカリスマ、ジャック・トレスもお店を構えるDUMBO(Down Under Manhattan Bridge Overpass)、日本でも頻繁に雑誌に取り上げられるWilliamsbourgなどのアーティスト、クリエイターが住むエリアを始め、昔ながらの高級住宅街Brooklyn Hightsなど見どころはたくさん。そしてマンハッタンへもBrooklyn Bridge、Manhattan Bridge、Williamsbourg、 Bridgeの3つの橋、このBrooklynとマンハッタンをつなぐ3つの橋の頭文字をとってBMWを渡ればあっという間。そんなBrooklynにあるホテルMarriott Brooklynとその周辺をご紹介。
↑外観 ↑入ってすぐ ↑フロント
このマリオット・ブルックリン、south towerとnorth towerからなる建物。もともと7階建てのホテル(NORTH TOWER)だったところを1999年にマリオットブルックリンとしてOPEN。上に継ぎ足された建物は現在は検察庁など
が入居、さらに2006年 には細長いSOUTH TOWERが完成。全658室(うち250室がベッド2台のお部屋)の現在の形となりました。客室もマンハッタンのホテルに比べかなり広めで天井が高く新しく断然キレイ!備え付けられたフラットスクリーンTVではLaptop持参の方は半分をパソコンのモニターとして、半分をTVとして使用していただける心憎いサービスを提供。有線ながら当然のハイスピードインターネットサービス接続($12.95/24H)、そして嬉しいLaptopがまるごと入る引き出しの中のSafety Box!ビジネスパーソンの痒いところに手届くサービスに、もちろん一般のお客様でも満足間違いないでしょう。
↑ツインルーム ↑1クイーンルーム
清潔明るい廊下 室内のデスク 引出しのSAFETY BOX
レストラン、バー、ロビー、ジムなどチェックインカウンターなどのパブリックスペースは本館とも呼ばれるNORTH TOWERにあり、ぐるりと廻る回廊作り。SOUTHは全て客室。両タワーの客室はほぼ同じ面積ですがNORTHの方が7年古い割には天井が高く広く感じられます。アメリカンキュイジーヌのレストランアーカイブは地域最大級を誇りランチ時には毎日ビュッフェが楽しめます。真正面にはニューヨーク最高裁判所、近隣にはJPモルガンの本社などが構えらている官庁街兼オフィス街にあり、橋マニアの私が大好きなランドマークBrooklyn Bridge、ギャラリー、カフェなどが点在するDUMBOも徒歩圏内でマンハッタンとは一味違うニューヨークを楽しめます。
歩いてBrooklyn Bridgeを風に吹かれながら、絶景を眺めながらマンハッタンのダウンタウンへ、というのはとてもとても素敵。
マリオットブルックリンの設備・空室状況・料金はコチラ!
そうマンハッタンからはマンハッタンは見えないのです!
DUMBOにあるギャラリーSMACKMELLON
このホテルを正面から出て通りを渡り、まっすぐ進むとMontague St.このあたりからBrooklyn Hightsと呼ばれる歴史景観保存地区。Brooklyn Historical District。この界隈、マンハッタンのVillage地区にも似た雰囲気で古きよきニューヨークの面影を残す建物が多く佇み、一昔前のドラマ、ニューヨーク恋物語(1988年:主演:田村正和、岸本佳代子)のドラマ撮影にも使われました。
このMondagueをまっす
ぐ進むとEast Riverに突き当たり、そこからはBrooklyn Bridge、自由の女神、ファイナンシャル・ディスリクトの高層ビル郡が一望できます。このBrooklyn Hightsでは昔、2つのディベロッパーが競うように開発しあって発展を遂げました。そしてそのうちのひとつが差別化を図るため に考案したのが個性的な通りの名前。果物の名前をつけるというアイデア!
Pineapple,Orange,Cranberryの名前で未だ残っています 。あと変わった名前&のはLove Lane。〝愛〟を冠する通りりがどんなものか地図を見ながら楽しみにしていたのですがむしろ寂しさすら覚えるなんてことのない裏通りでした・・・。
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by Maggie
↑なんともさびしい愛という名の通り・・・
こんな病院らしくないけどちょっとかわいい病院があったり、理科室ぐらいしかないけど最新の映画をやっている映画館があったり不思議なものも見つかります。
↑病院 ↑理科室のような映画館
そして何故かブルックリンにはこういう壁にエアコン、いや暖房機能はないのでクーラーが埋め込まれた建物が多いのです。マンハッタン、クイーンズではあまり見かけない気がするのですが、たまたま私が見ないだけかも知れません・・・。
クーラー埋め込み式建物 ↑こういうクーラーが壁にハマってます。
果物通りのひとつCranberryとHicks Streetの交差点に位置するJack the Horse Tavern は古いレンガ造りの建物二つをつなげたカフェ兼居酒屋。カフェ部門はJack the Pony Tavernと呼ばれているようですが、中に入るとあまり区別がつきません。
ニューヨークの他の建物の例に漏れずレンガ造りの建物を効果的に使い、居心地の空間を演出。周辺住人の憩いの場になっていて日曜のお昼時には家族連れで賑わい、夜はバーとして賑わいます。サービスもとても行き届いており、スタッフも皆フレンドリーで親切。このあたりも冷たいというか適当ないい加減なサービスが多いマンハッタンに比べかなり日本人には居心地がようように思います。
特製パンによるチーズバーガー。3種類のチーズから選べる。焼き方を尋ねられたのでとりあえずミディアム。$13なり。
そしてここのウリは各地の地ビールが飲めること。特に本来ならイリノイ州以外では飲めないはずのシカゴの地ビールGOOSE ISLAND BEER が飲めるのです!
9月から12月中旬のショッピングウィークが終わるまで、ニューヨークのホテルはとても取りにくく、そして高くなります。それは世界一と言っても過言ではないほどに。そんなニューヨーク対策に、またニューヨークの違った一面を垣間見たい方、ブルックリン滞在を選択肢の一つに加えてみてはいかがですか???