
ニューヨークを歩いていると、いろいろなものに出会います。
〝つくし〟にも見えないことがない、緑色に塗りたくられた物体。
どうやらパイナップルらしい。
この鉄のパイナップルがある 129 MacDougal St. という住所、現在では〝Next Door at La Lanterna di Vittorio〟というcity serchというこちらのウェブ版ミシュランのようなサイトで5つ星の評価を得ているジャズライブを聞かせてくれるイタリアン・レストランになっています。
建物そのものの外観はこんな感じ。夕方に撮影したので暗くてすみません・・・。
調べてみると、この 129 MacDougal St、いわゆる長屋.式に2階建ての建物が連なっています。
そして 1829年 の建物。
フェデラル・ハウスと呼ばれる建物で、レンガ造りの1700年代から1830年代にマンハッタンで主に採用された建築様式。
話を戻します。鉄のパイナップルの装飾の由来。
これ〝ホスピタリティ〟のシンボルでナンタケット島というマサチューセッツ州南東に浮かぶ島の習慣が起源らしい。
捕鯨船の船長さんたちが南洋に捕鯨やいろいろな農産物の収穫などの為の冒険に出かけて、家にたくさんのお土産を持って帰ってきたときに、今は家にいますよ、そして誰でも皆さんを歓待する準備はできていますよ、ということを示すために、玄関先にパイナップルを刺して立てておいたのが始まりらしい。
ちょっとしたモノにも由緒があるものだなぁと改めて認識。
コレだからマンハッタンを歩くときには油断も隙もあったものではなく、好奇心全開で歩かずにはいられないのです。
Text by Maggie
