スポーツ 2008.02.19

ニューヨークヤンキースのアンディー・ぺデット投手とロジャー・クレメンス投手は親友関係にあるが、はたから見るとお互いの性格が真っ向から違う。


先日ステロイド使用で疑惑がとりだたされているメジャーリーグ・ベースボール界で、ぺデット投手はヤンキースキャンプの記者会場で同僚のジーター、ポサダ、そしてリベラの3選手に見守られる中、メディアの前で自らのHGH(Human Growth Hormone)、いわゆる成長ホルモンの使用を認め深深と謝罪をした。


そして、先週行われたアメリカ連邦議会での証言でクレメンスとぺデットはそれぞれ別の日に証言をしたが、クレメンスの方はHGHの使用については完全否定。


気性の荒さを試合中に見せるクレメンスとは裏腹に、ヤンキースファンのいわばアイドル的存在として親しまれているぺデットはHGHの使用を認めただけではなく、控え目の口調で家族と宗教がこの数週間どれだけ彼自身を励ましてくれたかをしんみりと語っていた。


あるファンは、彼のHGHの使用よりも今までの功績をたたえるなど、彼をバックするファンも少なくはない。やはり、彼の実直さを認めるファンも多いんだろう。


気性が荒くそして割と自己中心的なところが見受けられるクレメンスに対して、温和で思いやりのある感じで人と接するぺデット。お互いの性格はまるで正反対の中、長年かけてこの友人関係が築かれたのだが、今回のこのステロイド疑惑でお互いの関係がどのように影響していくのか?こじれないことを願いたい。



by 木下 一

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