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2010.11.11
ニューヨークは、「世界経済の中心」、「世界屈指の商業都市」、「世界の交差点」、「エンターテイメント・ファッションの世界の中心」、「国連本部があり世界政治の中心」などなど、その規模や魅力も含めたくさんの言葉で形容されています。そんなニューヨークを実際に数字で見てみましょう。観光に関する統計を中心にお話ししたいと思います。
訪問者数国内、海外を含めた2009年1年間にニューヨークを訪れた人数は4500万人。そのうち外国人訪問者数は860万人で、ということは約80%はアメリカ国内からの訪問者ということになります。因みに東京都の平成20年の外国訪問者数は534万人ということです。
国別外国人訪問者ベスト５（2009年）1位 イギリス 110万人
2位 カナダ 88万人
3位 ドイツ 57万人
4位 フランス 52万人
5位 イタリア 43万人
因みに日本は第15位、年間訪問者数は23万人。ベスト５入りするには2倍に増やさないといけません。初めてニューヨークを訪れる人も増えて欲しいですが、それだけでは追いつかないので、年1回の人は2回、年2回の人は3回と、年間の訪問回数を増やすということも必要かもしれません。そのために私たちもニューヨークの魅力を皆さんにお伝えできるよう頑張ります。
経済効果年間4500万人のニューヨーク訪問者による経済効果は280億ドル。日本円で2兆4000万円。以前アメリカの旅行雑誌の統計で見たことがあるのですが、外国人訪問者の国別経済貢献額では、日本はイギリスに次いで第2位でした。また、この訪問者の経済効果により、私たちニューヨーク市民の所得税における減税額は年$1500だそうです。
ホテルニューヨーク市内のホテルの総客室数は8万ルーム。その平均稼働率は2009年統計では81.5%で、アメリカ全体の65%を大きく上回ります。その高稼働率が客室料金にも反映していて、ニューヨークの平均宿泊料金は1泊$238で、アメリカ平均の1泊$97の２倍以上となっています。そんな高いと言われるニューヨークのホテルもシーズンによっては安く泊まれる時期があります。一般的に、１～2月の寒い時期と７～8月の夏休みのシーズンです。
ロケニューヨークでは映画をはじめテレビ、コマーシャルなどたくさんのロケが行われています。ニューヨーク市内で行われる年間のロケ数は40000件、1日あたり100件以上のロケが行われている計算になります。なるほどたくさんのメディアでニューヨークの映像を見ることが出来るはずです。ニューヨークを舞台にした映画だけでも年間250本が撮られているようです。たしかにニューヨークの街を歩いているとよく撮影現場に出くわします。
イエローキャブニューヨークに来たことがある人は、あの街中をたくさん走るイエローキャブの多さにびっくりした事のある人も多いと思います。ニューヨークには13,237台のイエローキャブが登録されているようです。因みに東京都で登録しているタクシー台数は約6万台ということなので、ニューヨークでイエローキャブが目立つ理由としては、東京都より圧倒的に狭いニューヨーク市のマンハッタンにイエローキャブが集中しているからなのかもしれません。また、マンハッタンではイエローキャブだけではなく、主に法人契約をしている黒塗りハイヤーの数も恐らくイエローキャブの台数くらいあるのではないかと思います。
レストランニューヨークにはレストランをはじめファーストフード、ベンダー（屋台）などとにかく食事を出しているお店が1万9000軒あるそうです。1万9000軒が多いのか少ないのか良く分からない数字ですが、これは調べてはいませんが、きっと東京都の方がはるかに数は多いような気がします。ZAGATの調査では、それらのレストランの平均飲食料金は一人$39だそうです。
ニューヨーカーニューヨークには本当に色んな国の人が住んでいますし、それに合わせてレストランなども非常に国際色豊かです。また、ニューヨークに住むアイルランド人の祝日セントパトリックデーにはパレードがあったり、同様にフランス人がバスチーユデーで盛り上がったり、ニューヨークに住む日本人もセントラルパークでジャパンデーを開催したり、イーストビレッジでは日本の祭りがあったり、それぞれの国のお祭りが年間を通してたくさんあります。そんな背景には、ニューヨークの人口の36%は海外で生まれてニューヨークに来ている人という数字から納得できます。
以上、本日は８つの数字からニューヨークのお話をしてみました。
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