エンターテイメント
2011.07.26
ここ最近、ニューヨークの観光バスのいくつかは、その車体にシルク・ドゥ・ソレイユの新しいショー "ZARKANA"(どうやらザルカナと読むらしい)の広告を載せて走っています(下の写真参照)。子供の頃からサーカスが好きだった私はなんだか気になっていたのですが、先日ついに観に行くことができました。
(注意:以下、少しだけですが、ネタバレ的な記述もありますので、ショーを観る前に内容を知りたくない方はご注意下さい)
この妖しげ(怪しげ?)な魔術師のおじさんが、ストーリー・テラー(語り手)として要所要所に登場し、歌で物語を綴ります。この方、かなり渋い歌声を聴かせます(低音、ハスキー、シャウト系)。このことから、このショーはサーカス&ロックオペラという位置づけのようです。私はこれまでいくつかシルク・ドゥ・ソレイユのショーを観ましたが、このような形式は新鮮でした。
ショーの構成は、アクロバット、ジャグリング、空中ブランコ、新体操的なものといったバラエティーに富んだ要素がミックス。あと、砂で変幻自在にお絵かきをする水森亜土的な人(例えが古い?)も登場します。テニスボール大のボールを5, 6個同時 にジャグリングする女性も、一回もミスすることなくグッド・ジョブでした。
サーカスの花形の空中ブランコで凄いと思ったのが、高い踊り場から(ブランコを持たずに)いきなり飛び降りて、その落下してくる人を空中ブランコに乗った人がキャッチするという離れ技(んー、言葉で説明するのは難しい。身もフタもないですが、自分の目で確認して下さい!)。
サーカスのお約束のクラウン(ピエロ)もところどころに登場します。クラウンが今ブロードウェイで流行り(?)のフライングをするのですが(客席まで飛んできます!)、ある2つのミュージカルのパロディーをするのが、クスっと笑えます。今のブロードウェイでフライングのあるミュージカルといえば、アレとアレですよね。
客席が一番どよめいていたのは、Wheel of Deathという演目。日本語で言うと、"死の車輪" これは、巨大な軸の両サイドに2つの大きな輪がついており、この輪の中に2人のパフォーマーが入り、自らの体重移動で輪のついた軸を高速 でぐるぐると縦に回転させ、輪の中や外(!)でアクロバットをする、というものです。この光景を言葉で説明するのは難しいのですが、GoogleでWheel of Deathと検索すると動画や画像がたくさん出てくるので、チェックしてみて下さい。www.google.co.jp
このWheel of Death、ちょっと調べた所によると、世界中のサーカスで死傷者を出している大変危険な演目だそうです!!! 輪の中でいろいろな技をするのは序の口で、輪の上に乗って(繰り返しますが、高速で縦にぐるぐる回転しています)、ジャンプ(!)、前転(!!)、縄跳び(!!!)、そして目隠しまでしてしまった時には、私は"もういいから、それくらいで勘弁してくれー。あなた達はもう十分すぎるほどやってくれたから~"とハラハラしました(目の前で落下されてもシャレにならないし・・・)。周りの観客も、固唾を呑んで見つめていました。これはやる方も文字通り命がけですが、観る方にも大変な緊張を強いられる技です。
舞台装置はラジオシティーの巨大なステージ機構をフルに活用し大規模です。舞台後方に巨大スクリーンがあり、ステージ上のパフォーマンスとシンクロするハイテクな感じです。舞台衣装もカラフルでとても華やかです。
他にも見どころがたくさんです。10月9日までの限定公演です。是非、ご自分の目と耳で体験して下さい!
公演情報:
シルク・ドゥ・ソレイユ "ZARKANA”
会場:ラジオシティー・ミュージックホール(6アベニューの51と52ストリートのあいだ)
10月9日までの限定公演
公式サイト:
www.cirquedusoleil.com/en/shows/zarkana/default.aspx
・・・さて、大変長い前振りになりましたが、H.I.Sツアーラウンジでは、ZARKANAのチケットを取り扱っております!おトクな料金のお席からプレミアム席まで各種取り揃えております。
H.I.S.ツアーラウンジのあるヒルトン・ニューヨークからラジオシティー・ミュージックホールまでは、ほんの数ブロックの距離です。前日、当日でもお気軽にお問い合わせ下さい!
H.I.S.ツアーラウンジ:
ヒルトン・ニューヨーク地下1階 Tel 1-800-929-8644
Ken